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2013年 08月 30日 金曜日

和歌山県会本会議場で、関西広域連合8月定例会を傍聴。いつかあの場で、橋下市長に質問してみたいものだと、志を新たにした。

神戸から92キロ。その会議場は…
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▲ いかにも地方議会場といった雰囲気
地方議会の議場という感じで、思った程威圧感のあるような会議場ではなかった。が、連合長の井戸敏三兵庫県知事・橋下 徹大阪市長、松井一郎大阪府知事、喜田由紀子滋賀県知事をはじめ、7府県4政令市の錚々たる人々が答弁に立つ、大したものだった。

8月29日13時、開会。各府県と政令市の代表が、続々と質問に立つ。

2021年に行われるワールドマスターズゲームズを関西地区に誘致決定しようとする議案では、今年行われたイタリアのトリノ市へ、メンバーである鳥取県知事・平井伸治知事と京都市長の門川大作市長の視察結果が報告され、提案者の一人である井戸敏三連合長から、誘致への決意が述べられた。この件についての質問が続いた中、我が神戸市の前島浩一議員は積極的に支持した上で、大切な開催経費の負担について鋭く迫ったが、たった4分の質問時間で再質問の時間も少ないのが、残念。答弁に立った井戸敏三連合長は、「8年先のことであるが、今後、関西経済界を連合し、準備委員会を結成。各地で割り振って行く等、検討したい。参加選手も2万人を超え、各国からの応援団を含め、観光意欲も購買意欲も盛んで、これによる経済効果に加え、世界中に関西地区を売り込むことができる」と強調していた。

その他、各地域の議員らから、その地域らしい質問が続いた。1500万人の水がめ琵琶湖と、淀川流域における環境と整備の問題は、滋賀県議から。広域交通インフラについて、新幹線で大阪から鹿児島まで3時間半で行けるのに、大阪から和歌山まで電車で3時間もかかる状況の打破を訴えたのは、和歌山県議。さらに、鳥取県議からは、山陰ジオパーク活動の推進についてといった内容で、各担当の知事、市長に質問があった。
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▲ 錚々たる顔ぶれが並ぶ

真摯にふるまい、じっと聞き入っていた大阪の橋下 徹市長の答弁を聞きたかったのだが、残念ながら今回は機会が無かった。取材に来ていた多くのメディアも、今日は収穫が無かったようだ。有意義な一日を振り返りつつ帰路につく頃には、午後6時をまわっていた。広域連合という考え方には、私の政治家としての原点ともいえる地方分権論のポリシーが通じているだけに、その理想がより良い形で具体化して行くよう、力を尽くしたいと思っている。