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2013年 08月 27日 火曜日

きっと、いつの日か全国に知られる愛のスポットになる。その時まで頑張りたいと思っている、阪神御影駅南のバレンタイン広場。時々この広場に若者が集まって騒いでいる。困ったものだと… 聞かされていたので、2日早朝6時10分、沢山のゴミがあるのだろうと想像しながら、見に行った。案の定、汁の残った3つのインスタントラーメン容器と箸が散乱し、無数のタバコの吸殻や、沢山の空缶、そしてチューイングガムに、コンビニの袋。私はまた、悲しくなってしまった。

ここは、皆で苦労してできた広場。しかも、イタリアのテルニ市のバレンタイン教会から、愛のメッセージが届く広場だ。

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勿論、若者は、そんなことは知らないのだろうし、関係ないとでも思っているのだろう。ネーミングや能書きはある意味、私の自己満足に過ぎないと百も承知しているが、地域の人々も、この広場が愛を生み育む「愛の発信基地」として出来たのはご存じだ。

何とか、夜に集う人々にも分かって欲しい ─ そう思っていると、有難いことに、阪神御影南商店街会長の浜田ともじ君のお母上が掃除して下さっているのに遭遇した。前から早朝に掃除をして下さっているとは聞いていたが…と、駆け寄った。「浜田さん、ありがとう!」お礼申し上げると、ニッコリ笑顔で「あぁ、先生、短パン履いて何しとん?」。

それまで意気消沈していたけれど、その返事に思わず笑ってしまった。私が拾い集めたゴミを差し出すと、手慣れた様子でポケットからビニール袋を出すと、私が持っていたゴミを入れるように促して、「後で仕分けしますから」と仰った。こんなこと、人様に言う程のことでもないと思っておられるのだろう、文句も言わず、誰が食べたか飲んだか分からないカスを、淡々と始末して下さっている。私とは人間の出来が違う、と思った。
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▲ ゴミだけは始末してくださる方のおかげで、なんとか目立たない時もあるが…

それにつけても、このゴミ。インスタントラーメンやコーヒー缶を売るコンビニ店も、せめて、ゴミは持ち帰るよう言っては貰えないのだろうか。或いは、ゴミを出す人々も、コンビニも、たまには掃除をしてくれないものだろうか。そこである日、明らかにコンビニの名前の入ったビニール袋に入った汁入りの容器と缶があったので、「処理してくれませんか」と、売店の方に持って行ってみた。すると、ゴミ箱を指さして「そこに入れて下さい」。

言われたようにしたものの、何か違う。アルバイトの方に当っても仕方がないけれど、コンビニ店は、店の周りの掃除はしないことにでもなっているのだろうかと思って調べてみたら、クレンリネスという用語にぶつかった。掃除をやった結果の『清潔で、安全で、快適な状態』を言うのだそうで、販売戦略上、とても重要なんだという。当然、周囲の歩道や道路もきれいに保つのが理想だそうだ。一方で、店内外のゴミ箱には、時としてとんでもないものが捨てられていて、怪我をすることもあるらしい。さもありなん、だ。

しかし、店員さんも大変だろうけれど、多くの人々が来て下さることは、喜ばしいことではないか。そうすれば、商売繁盛につながると分かっておられるのだろうから、皆で品格のある綺麗な広場にしてゆくその一端を、先ずは担って欲しいと願っている。
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▲ 綺麗な広場に保たれれば、良い環境から商売繁盛につながるのだけれど…