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2013年 07月 22日 月曜日

選挙が終わって、ホッと一息。願った通り、自民党の圧勝になったが、これからが大変。実績を上げないと、自民党のことなんかより、日本そのものが大変なことになる。これこそが、気がかりだ。ところで、この選挙の間、多くの議員になりたいという方にお会いした。自薦他薦様々で、事務所で会って、ゆっくりお話ししたのだが… 市会・県会・国会と、目指すところもさまざま。どうも、よろず相談窓口のようになっていたような気さえするのだけれど、お一人お一人、丁寧にゆっくりとお話をうかがった。

立派な学歴や経歴を持った方がいらっしゃるのだけれど、なぜか大半が、ゲーム感覚。私は、そんな方たちに「何故議員になりたいのですか? 生活は楽ではないし、苦労も多いのですが」と、尋ねる。答えはたいてい、「社会のため」「日本のため」といった大義。私も同じなのだけれど、何故かピッタリと来ない。「じゃあ、その大義のためなら、政党はどこでもいいのですか」と聞くと、「共産党と公明党以外なら」「まず議員になることが大切」とお答えになる。

そんな方々に、私は、静かに笑顔で「今、活躍しているA議員は、秘書生活15年。B議員は10年。人様に叱られ、教わり、人様の苦労と愛を知って、議員になっている。そんな議員は、強くて信念があって、当局からも、いい意味で信頼されている。また、よほどでないと、党を変えることはない。勿論、公募もあり、二世議員もいる。だが、公募の場合でも、党を選んで来た人たちを、厳正に審査申し上げている」「私は、自民党の議員には、議員といえる議員が多いと思っている。国家を支え、地方を支え、その責任と自覚を持って勉強している。当てもののように、また、その時の風に乗って、市でも県でも国でもいいのなら、止めて頂きたい」と、申し上げる。

大半は、そうではないと仰り、二度とお越しにならない。実は、かつてそのように申し上げた国会議員候補が一人、維新の会から出馬、落選している。その方へは、新聞を見ながらも、励ましの電話をする気にもなれない。

議員を目指すなら、石の上にも三年…いや、岩のように堅固な意思を持って十年、なのである。