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2013年 07月 11日 木曜日

新摂津本山駅の公共スペースについて、JRも一生懸命、地域に貢献するスペースを生み育てようとして下さるし、地域も、学校も協力している。そんな中、甲南大学2号館の西村ゼミで、ゼミ生さんらが、3つの「6m²への提案」をプレゼンテーションしてくださった。これは… 先に当ブログで紹介した “6m²の夢” の続き。前回同様、私達 ─ 小原・林・橋谷・安井に加え、JR西日本の社員さん2名の意見も聞いた上で、さらに深めた、具体的な提案である。

画像 ─ プレゼン1
①は、「なつかしさ X 待ち合わせ場所」をコンセプトに、昔走っていた電車を天井に走らせる他、②案の旧駅舎のモザイクアート等とあわせ、待ち合わせ場所として、なつかしさを感じながら、時を過ごせる場所に、という案。

画像 ─ プレゼン2
②は、モザイクアートによる展示。地元の人々や工事にかかわった人々等、2,500人〜3,000人の方々に、摂津本山に関連した風景や顔写真で旧駅舎を描き、待ち合わせの人々が、知人や本人の写真を探したり、懐かしい風景の写真を楽しむなどできるように、という案。

画像 ─ プレゼン3
③は、ホッと(温もり)・もっと(本山)・すてーしょん(駅)をコンセプトキーワードに考えだされた「駅 X 喫茶」で、名付けて “EKISSA”。お茶やコーヒーを出せるように設備して、利用者は幾ばくかのお金を払う。壁面は、写真や絵などを展示するギャラリーとしても、という案だ。これは確かに面白いのだが、法的な制約もあり、JRとしても採用は難しいのではないだろうか。

私は、「いずれの案も地域を思い、学校とJR、地元が一体となっての地域活性化を考えてくださっている。大学のゼミが、地域と一体となっているのは有難く、拍手を送りたい」と謝辞を述べた上で、「しかし、この公共スペースの目的の一つに、地元の発信基地としての役割もあります。例えば、大学の公開講座。あるいは、桜公園の行事案内や、文化の案内。梅公園の案内にだんじりの案内等、地域との密着も忘れないで、そうした機能も提供して欲しい」とお願いした。

いずれ時期を見て、最終案の取りまとめに入ることになったが、ゼミの雰囲気といい、楽しい会に出席して、気持ちも若返った。固くなりがちな頭を柔らかくして会にのぞみ、最終案が決まった暁には、実現に尽力したいと思っている。