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2013年 06月 17日 月曜日

バレンタイン広場の掃除に出て、一休みと座っていると、東部建設事務所の職員と、この広場を建設された八雲建設の方たちが、最終検査に来ていた。

私は特に関係が無いので、様子を見守った。転勤した… 富田係長のコンビでこの広場を進めて下さった、谷係長の姿が見える。彼は定年まで、3年。仕事が大好きで、目的に向かってコツコツと働いて下さる。彼にとって、出世は関係ないのだろう。出世する人は、それはそれで立派だと思いながら、公僕としての道を歩む ── 好きなタイプだ。

僕の同輩に、係長で終えた友人がいる。彼も、淡々と仕事をし、自分が設計した建物の前で、家族で写真を撮るのを楽しみにしている。二人に共通しているのは、神戸が大好きで、「神戸のために」と、いつも思ってくれていることだ。

皆、こんな職員だったらいいのに …… この広場の工事をした八雲建設の方々も、市民に親切だった。工事で迷惑を掛けたからといって、通りかかった高齢者の荷物を持って、工事前のマンションに運んでくださったりもした。思いおこせばつくづく、良い人々が集ってできた広場なのだ。

それなのに、足許を見れば今日もまた、ビニール袋に空缶とパンくずを入れた袋が5つと、タバコの吸殻が18本…。

「皆さん、お願いですから、きれいに使って下さい」…作った方々や関係諸兄のご苦労に、思い描かれた夢。名の利用を許諾くださったテルニ市の方々のことも思い浮かべながら、ボランティアの足立さんと二人、折あればいつもやっている掃除の都度、そう皆さんにお願いしたくなる。そこの状態が、そこを通り、憩い、利用する方々を映し出しているのだとしたら、いつももっと綺麗なはずなんだが…。