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2013年 05月 30日 木曜日

8年前、カンボジアのシェムリアップで神戸夢小学校を建設するのに、いろいろ助けて下さり、また神戸市にも何回もおいで下さったりで、仲良くお付き合いくださっているナム国会議員のご長男が、去る5月25日、タイの前首相の長女であり、現在のカンボジアのフンセンさんの姪にあたる方と結婚された。彼女は、テレビに出演しているスター。この二人の結婚式ということで… 招待客2,000人の一人としてお招きを頂戴した。

席は外交官やカンボジアの国会議員等、V.I.Pの後ろの方で、身分格差は、はっきりしていた。V.I.P.は、フンセン首相を中心に舞台を囲んで、コの字型に座っていた。私とボランティアの足立さんの席は、丸テーブルで、日本の関係者が座ったが、どちらかといえば、高い順位だった。

何故このような事を書いたかというと、コの字型で囲んだ空間でショーをしたり、ダンスをしたりする ─ 良く映画で見る、ヨーロッパの舞踏会のようなものだったからだ。

私も、フンセン首相の近くで、下手ながらダンスを披露した。踊りながら、皆いい人なのに、この国の指導者は何故、権力をたらい回しにして、親族一門でもって利益を共有するのだろう、と考えていた。

その親族を形成するのは、夫人達である。今回の結婚も、夫人同士が話し合いを進め、お互いが認めて成立したという。これでは、国が発展しない。その点、日本の明治維新では、薩摩、長州等の派閥はあったものの、さほどに身内の利己益を求めてはいなかったように思う。

あれではいつか、庶民の怒りが爆発するだろう。神戸夢小学校では、民主主義をしっかりと教えて欲しいものだ。このサラブレッドとも言うべきご長男は、日本に一年、タイに四年留学していたエリート …… 何か、タコ踊りでもしたくなってしまった。

新婚のお二人がこれから育まれるご家庭が、将来、繁栄し民主主義の定着した平和で素晴らしいカンボジア国で、豊かに実りますように…

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フンセン首相と踊る安井議員
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ナムさんご夫婦と共に
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