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2011年 06月 10日 金曜日

神戸といえば、六甲山の猪でも有名。その猪は、街にも降りてきて、時として我が物顔の暴挙に出る。だが、あの日の昼下がりは、違った。

それは、久しぶりに、明石のたまご焼きツアーに出たくなり、いつもの食通Kさんに、ボランティアの足立さんも加わり、3人で明石市へ行った日だ。ドライブは… 良い天気で海もキラキラと輝き、嬉しさ満点。

まずは魚棚市場で、東入り口に近い「たこ磯」という店へ。

写真
多くの有名人が来る店らしく、サインや写真が張り巡らさた店内。特徴は、穴子入りのたまご焼きある。たこだけ、穴子だけというのもあるが、一緒に入れて焼くのもあって、なんと1000円くらいと、飛び上がるような値段。スタンダードのたまご焼きを頂てみると、美味いには美味しかったのだが、私とKさんは、少々塩がききすぎているように感じた。

次に、Kさんに連れられて「菊水」の本店へ。店構えもカッコ良く、板場さんもイキが良くて会話が楽しい。
「今、明石焼を制覇しようと60軒のうち、やっと10軒ぐらいで食べました」
と言うと
「そんな人も多いねぇ。3人で1人前を注文して、一日に何軒も回るのがコツ。お店の方も心得てて、嫌な顔はしない」
と、アドバイスを頂戴した。
「なるほど、これからは3人で2人前を注文して、最低2軒は回らないと……死ぬまでに回りきれない」
と、皆で大笑い。

満腹で東灘区へ戻ると、美味しい珈琲が飲みたくなり、車を一途、岡本の珈琲館へ向けた。ここの珈琲は大変美味しく、美人で珈琲通のママさんの会話が、オシャレ。Kさんと珈琲談論をして、いつも楽しんでおられる。

珈琲館の西を流れる天上川の中では、大きな身体のイノシシが2頭、ゆったりと寝そべっている。通りがかる人々は、それを眺めて楽しんでいる。イノシシ問題も色々とあるけれど、ここのイノシシは「それは人間界のこと」と、高いびきで寝ている。平和だ。三人、またこんな日があればと願いつつの、幸せな半日だった。