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2011年 05月 27日 金曜日

議員の年金制度が維持できなくなり、5月20日に地方議員年金制度が廃止になった。地方議員年金制度により、報酬から天引きして掛け金を掛け、12年以上・3期以上務めれば年金がつくというので、みんな頑張ったものだった。が… 町村合併が進み、掛け金を掛ける議員の総数が減る一方、引退する議員が増加したために制度の維持が難しくなったのだ。

現在の議員には、今まで掛けてきた総額の80%を支払うそうだ。在職12年以上の議員は、80%の支払いを一括した一時金を受けるか、年金として毎月受け取るかを選択できる。だが、困ったことに、今までの議員は掛け金以上に毎月受け取っているのに、これから退職する議員は、自分が掛けた掛け金の80%しか戻って来ない。

私は、妻と相談して決めようと思っているのだが、詳しい金額については、7〜8月頃、それぞれ個人に知らせてくれるらしい。毎月の年金の金額も、在職30年以上は頭打ちで、私のように40年近く働いても、同額だそうな。そう考えると、議員の成れの果ては哀れなもの。これでは、良い議員が育たない。

「贅沢を言うな」といった声が聞こえてきそうだが、議員は経済的には大変なのだ。ある政党のように、ほとんどが独身でいる人にとっては十分な給料かも知れないが、生計を立てるのは大変。私は、資産を手放した。幸い、妻が自活してくれたので、大いに助かったが…。

議員性悪説が渦巻く中では、こんな話しは通り難く、書き辛いが、これからの議員諸君のことを考えると、何とかしてあげないと…と思っている。

市民の大半の人からは、「安井さんは議員生活が長いから、退職金がガッポリ入るらしい。6000万円くらいか?」と言われる。それを打ち消すのも、最近は辛くて、「議員に退職金はありまへん」と答えている次第である。