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2011年 05月 13日 金曜日

16年前、被災した神戸市の物産は、まるで売れなかった。記憶に新しいインフルエンザの時には、ケーキやパンが送り返されてきた。今、私達は… 痛みを知った神戸市役所がつくった「東北ガンバレ」のリボンを付けて、東北の物産を販売支援している。

そんな折、萩尾利雄一級建築士から、電話で
「5月14日土曜日に行われる『うはらまつり』で、震災で痛んだ東北地方の復興の一助として、東北の物産を売らせてもらえないか」
という依頼・お尋ねがあった。

もとより良いことなので、早速、東灘区役所に相談。非常に判断の良い課長で
「私の一存では出来ませんが、うまく運ぶと思います」
と言って、関係諸方と調整してくれた。結果、なんと2ヶ所で販売できるようになった。

東日本支援物産を販売されるのは、『コミュニティFMわいわい』。しっかりした団体で、私達も安心できる人々であり、楽しみにしている。宮城県女川町高政の笹かまぼこや揚げかまぼこを、主に販売されるそうだ。これで、その日の我が家の夕食のおかずは決まったようなものだ。

それにしても、区役所の課長の対応は嬉しかった。こちらのお願いに「お尋ね、ありがとうございます」と言ってくれたのだ。これまでの課長なら「はぁ、はぁ、聞いときます」で、後日に「できます」がせいぜい。それでも良いのだけれど、同じ結果「OK」でも「NO」でも、提案・お願いを受けて喜んでいる姿が目に浮かび、一生懸命やってくださったのだと思えてくる。そうすれば、たとえ結果ダメでも、その努力についてこちらからも、感謝の言葉が素直に口から出てくるというものなのだ。

萩尾氏からは、人手が足りないので売り子を出して欲しいとも頼まれたので、私の事務所からも人手を出すことになった。ぜひ皆さん、東北物産の売り上げアップに、ご協力ください。