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2011年 05月 09日 月曜日

どこの地域でも、地域の人間関係は複雑だ。会社や役所のような上下関係でなく、地域愛がベースとなっているだけに、みんな自分が正しいと思って発言する。それだけに… まとめる方は大変。すべての人々がボランティアで、すべての人々が同じ立場で発言できる ─ それがまとめあがると、逆に大きなエネルギーが発生する。

深江南町3丁目の旧深江南老人いこいの家の跡地に、東灘区深江南地域福祉センターが完成し、昨5月8日午後1時から、その開所式が地域を上げて行われた。晴天に恵まれ、皆さんニコニコ顔でご出席。東灘区のまちづくり課も、さぞかし「良かった」とホッとしていた事だろう。住民がまとまった時のパワーを見る、その好例だ。

2部構成の式典の1部は、地域・議員・役所が力を合わせての開所式。東灘区長の眞田尚氏、東灘区連合婦人会の山本孝子氏、深江地区連合自治会長の志井保治氏、議会の福祉環境副委員長の橋本健議員(中央区選出・自民党)、深江南ふれあいまちづくり協議会委員長の水野忠夫氏、保健福祉局の総務部長小原一徳氏らのテープカットで幕を開けた。

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▲挨拶に立たれた水野委員長
その後、福祉センターの中で式典が執り行われ、東灘区議員団を代表して、当番幹事の松本のり子議員(共産党)が「ひとり暮らしのお年寄りのため、また地域の福祉の向上のために役立てて欲しい」と良い挨拶をしてくれた。水野忠夫委員長も「運営を任され、これからが大変です」と本音をポロリ。私も同感。しかし、賢い地域だから、きっとうまくやって下さるだろう。

2部では、深江南まちづくり協議会が主催して、地域の方がご活躍下さり、副委員長の森口健一氏も、テキパキした進行役ぶり。これから地域の方々が月一回のペースで担ってゆかれる「ふれあい喫茶」では、美味しいケーキや珈琲がふるまわれた。先程の橋本健議員をはじめ、4人の市会議員が残っていたので、ご紹介。私が代表して「地域柄、津波等に対する防災拠点として、社会的弱者を守れるためのまちづくりをここで考えて欲しい」と、挨拶がてら提案した。

最後に、同じく副委員長の灘井啓介氏の提案で、この開所式のために苦労してくださった藤林安穗主幹に全員で拍手で謝意を表わされ、本当にこの地域にも優しい方が多いと思った。藤林主幹は、ニコニコしながら実にうまく仕事ができる仕事師で、公平さを持ち、区民からの信頼も厚い。

むろん、大事なのはこれからの、実際の運営。今後を大切に、箱に魂が入りますように、と思い・願いながら、地域の優しさに触れて、気持ちのいい日だった。開所式に携わった方々、お疲れさまでした。