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2011年 05月 02日 月曜日

「絶対に変えるな」とは言わない。だが、重要な変更は住民への手続と、その上での新たな約束。しかるべき手続きを経て進めるべきであって… いつでも開発業者が変更できるようでは、住民が信用するわけがない。新規の入居にだって、腰が引ける。

と、いうのも、六甲アイランドのリバーモールの西側支流の改修工事について、みなと総局から私あてにFAXが届き、電話説明をうけたのだ。

私にわざわざFAXを送りつけるなどしてきたのは、去る2月、予算定例市会の委員会で、私がこの問題を取り上げ、
支流を止めることすら反対だが、どうしても埋め立てなければ全体の水を止めざるを得ないような大変なことになる、というのならば、仕方ないとしても…

  1. 地元とよく協議すること

  2. 残された本流について、今後10年〜20年の長きに渡って死守することを、六甲アイランドの住民に約束すること

  3. 埋め立てた後の使い方を地元の人々と良く協議すること


と質問していたからだ。

写真
▲ コンセプトの親水空間が失われるのは、辛い
当局は
「埋め立ては、現在の財政上やむを得ないことで、埋め立てたい。3点については良く心得ている」
と答弁した。しかしながら、2について、要点筆記で
「島のシンボルとして位置付けしており、できるだけ維持したい」
としていることに私は怒り、要点筆記が違っていると抗議した。が、
「議員の意を組んで答弁しているので、できる限り維持したい」
との繰り返しだった。私は「できるだけとできる限りとは違う」と述べて、この件は平行線をたどった。

そして今回、私へのFAXでも
「リバーモール本流は、六甲アイランドの良好な景観を形成し、まちの賑わいを創出するものとであると認識しており、引き続き良好な状態を維持していきたいと考えておりますので、地域の皆様の御理解と御協力をよろしくお願いいたします」
と、口頭では割にはっきりと答えていても、文章では常に逃げ道を作っている。

私は、「パンフレットで表示した入居前のまちの景観は、できるだけ変えないことが、開発業者との約束である」と思っている。というのも、リバーモールは約20年間、六甲アイランドのシンボルとして、島の内外から水に親しむべく、人々が集まって来ていた。それが、一部で経年劣化による工事も大掛かりになることから、損傷が激しい西側支流を埋め立て、維持管理費用の削減をはかろうと、地元と打ち合せをしていたのだ。

今や、いつの日か、目の前の公園やグラウンドにマンションが建設されるかも分からない。昔しかるべき市の職員が「ここに道路を付ける」と公表したら、必ずできた。全国の不動産業者から「市の行政は安心できる」と好評だったが、今では、はたしてどうだろうか…

前述項目の3については、「花壇にして、花と緑の地域にしたい」という地元の声が上がっていると聞くが、悪くない案だ。市は、せめてもの償いに、その後の維持管理費用の件も含め、検討するべきではないかと思っている。

私は、少なくとも私の議員生活が続く限り、この件には拘っていきたい。工事期間及び時間帯は、「平成23年5月16日〜10月31日 午前9時〜午後5時」だそうだから、時々足を運んで、状況を注視し続けたいと思っている。