Skip to main content.

2011年 04月 21日 木曜日

国は、復興支援として4兆円だの5兆円だのと気前の良いことを言っているが、すべて税金の話。少しでも節税するべく… もっと小さな努力を重ねてみたらどうかと思っている。例えば、神戸市の支援。選挙前はもちろん選挙中も、「この度の東北大震災で神戸市長の顔が見えない」といった市民の声に答えて、私を含め各市会議員は、神戸市が素早く対応している事を、市になり代わって報告した。

駅前をはじめ、町じゅうでやったので、市民の皆さんには、その内容を詳しく知っていただけたのではないだろうか。心なしか、市民の批判も多少は減ったのではないかと感じている。

「職員派遣数延べ540人・市営住宅500戸。透析患者のために、しあわせの村で宿泊を含めて80人を受入」と報告していたのだが、今日の市役所からの報告では、派遣職員数の延べは1003人と、大台に乗って来た。ずいぶん頑張って、支援している。

結果をつぶさに調査すると、500戸の市営住宅のうち、移転して来られたのが84世帯・272人だそうだ。しあわせの村80人受入れの透析患者の方には、1名。これでは、せっかく用意したものが無駄になると言いたかった反面、それだけの用意をした神戸市の意気込みを評価すべきだとも思う。むろん、何が原因でそうなのか、調べなくてはいけない。そんなことはなかろうが、手続きが難しいとか、東北の人々の方なりの理由が何かあるのかも知れない。

神戸市民は、一人でも多くの人々がやって来て、神戸人として共に住んでくださればと思っているのだから、村ごと来ていただいたり、グループで来ていただくなど、何か手だてがないものかと思うのである。