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2011年 04月 15日 金曜日

4月12日、市長が神戸まつりを行なうことを決め、13日に記者発表したとの連絡を受けた。わざわざこの件を書くののは… 各地区で同じことが起こっているからだ。

市長も、ずいぶん悩んだだろう。為政者として、さらに神戸としてやらない方が理屈が通り、楽だったかも知れない。だが、市長として神戸だからこそやって元気になって欲しいと思ったのだろう。しかし、我々議会にも一言、相談が欲しかった。

例えば、だんじり。東灘区の誇りであり、重要な文化行事のこの祭で、出すか出さないか、意見が対立している。私は出すべきだと思っているが、町によっては出さないと役員会が決定し、出すべきとする人々による署名活動までおきている。

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今日も、私の事務所でその方々が話し合ったが、決して良い空気ではない。「東北の人々の気持ちを思っているのか、よくだんじりを出す気になるな」と一方が言えば、一方は「分かっている。あなた以上に分かっている。だからこそ出すべきだ」…。私は、両方の意見とも、正しいと思う。だから尚更、どちらかでの説得が難しい。

実は、去る2日の笹部桜観桜会の時にも、同じ議論が出た。黙祷をし、開催の主旨を説明して、過敏にならないよう淡々とやったのだが、他にあっても、東北の方々の悲しみ・苦しみを共有しながら、方法を探り、考えるべきだ。市長の決断は、それはそれで良い基準を示してくれたと思う一方、市民が主役の催事だけに、皆さんを代表している議会議員に声をかけてくれていれば、と思うのである。