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2011年 03月 31日 木曜日

私は34年間「役人根性の撲滅」をテーマに頑張ってきた。それは、役人が無責任で… 自分達だけが正義だと思い上がり、集団で守りあって情報を操作する「御都合主義」の、人の痛みが分からない集団だと思っているからだ。実は、個々で付き合えば本当に素晴らしい人格者だったりして、自分が小さく見えることもしばしばで、この点、物わかりの良い議員になってしまう議員も多い。が、私は物わかりが悪い方。決して好かれてはいないかも知れないが、それでも、私の役割はそれで良いと思っている。

思えばこの4年間、市民と区民のために一生懸命に働いてきた。自民党が政権を失い、大きな反省と立て直しをしなければならない時期を迎えた。私は潔く事態を受け止め、市長も民主党に譲り、議長も民主党になった。それで良い。市民と国民が全てを知ることになると信じていた。現実にそうなっている。日本国民が賢くなるチャンスであり、民主主義が育っていく一里塚とも言える民主党の政権だと考えて淡々としていた。

選挙用の公約を並べ、マスコミ受けすることを念頭においた受け答えを繰り返す管政権は、国民から見れば軽く、学生運動の如く映ることは分かっていた。今回の震災で下降気味な流れを逆転し、上昇気流を取り戻そうとしているようだが、無理だろう。後手後手に回っている原子力発電所でも、被災者の対策でも口先だけは「しっかりやっている」「安全だ」。そう言ったところで、誰が見ても事態は悪化している。

被災者対策も、未だ食料や水が行き届いていないのが現状で、阪神大震災と同じ34万人の被災者が苦しんでいる。自民党政権時は、国民にとって辛い時期があっても、我慢の後でうまく反転できる能力・技術・人材がいた。民主党はその点、まだまだのようで、まだ日本を任せられる器ではなかったのでは、と思っている。

さて、神戸市は自公民が与党だ。議員の質はいい方だと思う.野党はなれ合いと批判するが、当たってはいない。当局が一番怖がっているのは与党だ。与党は政策を変更させる能力があり、現実にやっている。当局は最近我々のことを、まるで野党のようだと嘆く。政策の変更を求め、妥協点を見つけ、方向付けするからだが、残念なことに、市民の皆さんの目には。それが見えない。

市民の皆さんには、議員になりたい人々を、良くよく吟味し、選んで欲しいと思う。少なくとも代議士たるもの、学歴とか地位ではなく、燃えるような正義感とか、しっかりとした政策を持っていて欲しいものだ。

これからまた一生懸命に働いて、高齢者・障害者・子どもなど、すべての人々を守れる社会を作りたい。そして、公平で本当の正義が通る社会を作りたいと願っている。明日から選挙が終わるまでこのブログを更新できないが、これからの予定を市政報告で載せているので、ぜひ逢いに来ていただきたい。

それでは、4月10日以降まで…またお会いできますように。謹んで「ご支援よろしくお願い申し上げます」。

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▲ 市政報告会で皆さんに被災地支援の動向をご説明 (3月26日 森会館にて)