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2011年 03月 27日 日曜日

この困難にあたって、訴え主張するべきはそうしなくてはならないし、感情的に、選挙を悪であるかのように捉えると、民主主義の… 基盤を失うことにもなりかねない。そう思えばこそ、私は防災服に身を包み、16年前を思い出して、必死で神戸の支援状況や取り組みについて訴えている。

中には、「そんなことをやめて東北へ行け」とおっしゃる方もあるし、「マイクを使うな」と、お叱りになる方もおられる。東北の地震・津波や原発の問題の影響で、市民の皆さんの空気が選挙どころではない。そんなお気持ちも、良く分かる。

そんな折、東灘区の市会議員3人から、前回調整したのに続いて、駅の朝立ちの割り振りをして欲しいとの要望があった。市民の皆さんの前で各陣営が陣取り合戦やマイク合戦を展開すると大変ご迷惑をおかけする上に、市民の方々に見苦しい姿をお見してしまう。そんな体たらくでは、選挙そのものへの嫌悪感に繋がってしまいかねないからやめようと、調整するわけだ。

実際、ある区では市民の前で怒鳴り合いをして、どちらが先に陣取っただの、「君の言っていることは間違っている」だのと、市民そっちのけでやることもしばしばらしい。私も、長い議員生活の中で常々、何とかしなくてはと思っていた。

前回はくじ引きで順番を決め、駅を割り振った。だが、私は少し事務能力に欠けるところがあるものだから、不公平な部分もあったようだ。期数に免じてあまり文句はいわれなかったとはいえ、反省。

今回は、あらかじめ要望を聞いて、重なった駅だけ、話し合いかくじ引きとした。今のところは、うまくいっているようだ。同じようにやった区もあったが、ある人が抜けて、残った人でやることになった。ある報道関係者は、東灘区の調整日に新人を含め仲良く調整している様子をみて、「良いことだ」と、褒めてくれた。とある人からは、お互いを励ましたり、事務所の前で挨拶したりはやめておこうと、提案が。私も賛成。自分達だけの話しなので、市民の目から見ればおかしい。

ともあれ、このタイミングだけに苦労しているのは確か。難しいものだが、粘り強く、今、日本人として何をなすべきか ─ 思うところを、静かに語っていこうと思っている。

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▲ 朝、街頭で、募金もお願いしながら。