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2011年 03月 25日 金曜日

御影地区のまちづくり協議会四部会のうちの一つ、御影浜手まちづくり部会が、当該地区の「歴史・文化を活かした住工共存」のまちづくりを目標に掲げ… 真剣に良きまちづくりのために研究・学習を重ねた成果。それが、去る3月10日に、御影浜手まちづくり協定委員会と神戸市長との間で締結された協定だ。

この地区は、国道43号線がほぼ中央に走り、南北が分断されている。特に、国道43号線以南は住居と工場が混在。問題は、国道43号線にラブホテルが並び、パチンコ店があること。本来御影は文教地区で、工場は酒造業が中心。それなりに気品がある町だったのに、国道43号線でそれが一変した。

そこで、御影の人々が立ち上がり、今後この地区にラブホテルやパチンコ店を阻止するために、学び、努力を重ねた結果、地域と市長が手を組んで「これ以上許さない」とした協定に至ったのだ。

せっかくの協定を活かすべく、地域と一体になることを約束して、報告に耳を傾ける私の質問に、担当者は
「もちろん法的に合法的で無理矢理に業者がやろうとしたらできますが、今まで協定したところで突破されたところはありません」
と、胸を張って答えてくれた。あとは、未来に向かって、この協定が活きて行くように願うばかりである。

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