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2011年 03月 15日 火曜日

昨日、2台のバスで市役所前から仙台市に出発した50人の職員。隊長は、丸一功光消防正監。今朝、その丸一氏から… 無事到着したと報告があり、「これから活動に入ります」とのことだった。

一方、神戸に残っている我々には、総務財政委員会での危機管理室の審査が待っていた。東日本大震災に関して、当局から様々な報告があり、確かによくやっていると感じた。やはり被災地神戸として、頑張ってくれている。

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しかし、それが分かった上でなお、私は次の3点を質した。

  1. 我が会派が述べている神戸沖空港の防災拠点としての使い方で、有効に使おうとしているのか?例えば自衛隊や海上保安庁と組んで、神戸沖空港からヘリや飛行機で救援物資(医療薬品を含む)や人員を出そうとしているのか?

  2. 現地の被災民の方々を、神戸でどう受入れていくか、その準備をしているのか? 特に子どもなどはどうか?

  3. 神戸市長の顔が見えない。神戸市民は16年前お世話になったことを忘れずに、何かをしたいと思っている。代わって、市がまず懸命に努めている姿をみれば安心するとは思うが、見えるのは知事ばかり。どうしているのか?


これに対し、危機管理室の川野理理事は
「神戸沖空港は大切な防災拠点と考え、ヘリコプターで現地に行くことで使っている。が、何しろ遠い自衛隊にも協力を県を通じてお願いしているが、ほとんどのヘリや飛行機が東北に行っている。しかし要請はしている。現地に明日は民間のヘリで医療品を届ける事になっている」
と答弁。また
「私達も懸命にPRし、どこの都市よりも早く役に立ちたいと頑張っている。市長の顔が見えないと言われましても…これからも広報と協力して頑張りたい」
とのことだった。

そこで
「自衛隊を要請するのに県を通じなくても…確かにシステムはそうなっているが、神戸市の熱意を伝えるためにも、例えば阪神基地隊に対して『県からもお願いしていますが、何とかなりませんか?』ぐらい、積極的に神戸沖空港を防災拠点とするようにしていけばどうか」
と質問した。

川野理事からは
「阪神基地隊には当局から打診したいと思っています」
と答えたのに続けて、東北の被災された人々を神戸市で受入れる件については
「市役所内部で検討します」
神戸市長の顔が見えない件では
「当局としても、広報により強力に働きかけて、頑張ります」
との答弁が返ってきた。

次の、市民参画推進局の永井秀憲局長にも同じ質問をした。永井局長も
「神戸市は被災民に対して何をしてあげるべきか、一番知っている。また被災民に対するノウハウも分かっている。今も仙台市の各地の被災民の人々に対するボランティアの指導などに50人の職員を派遣するなど、160人以上の職員を出している」
と心強い答弁だった。

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昨日、市民や関係者に見送られ出発した支援隊
質疑の間、傍聴席の片隅で、私の友人が熱心に聞いてくれていて、元気が出た。
丸一消防正監ら50人も、到着後すぐからで大変だろうが、神戸市の職員として前線で頑張って欲しいと、心から願っている。私に元気をくれた傍聴席の片隅にいた友人のように、彼らには神戸の全市民がついているのだ。