「残渣を集めることはなかなか難しい」と、かなり消極的な答弁だった。
坊議員が
「残渣という肥料から分析して、これは良い・これは悪いとするのは大切な作業なので、行政のアドアイスがいるのではないか。また、今休耕地になっている広い土地を使って、これらの作業をしてはどうか」と再質問したが、市長は
「淡河町などでパートナーシップを交わして、休耕地の利用をし、地産地消をやって欲しい」と、突き放したような印象の答弁。
技能労務職員の給与水準については、市長は、
「努力しているが、民間との比較は難しい」と、前々の答弁から進まず、同じ答弁を繰り返した。そこで、坊議員は
「努力の跡が見えない。交通局のバスの運転手さんが運転手を断念して、当局の要請で一般職へ行って頑張ってくれた結果、黒字になったではないか。しかし、未だに応じていない技能労務職員がいる局もあり、これは、労働意欲を削ぐことになる」と詰め寄ったが、市長の答弁は
「今しばらく様子を見て欲しい」との回答に留まった。
私はこの時、環境局の件で鋭い話し合いをしていると思った。このやり取りを聞いて、坊議員がよく勉強している事も同時に知った。誰もが好きなことだけやれる時代ではないとはいえ、熟慮を重ね、みんなに公平に、かつ無理なくやってもらいたいものだ。