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2011年 03月 03日 木曜日

みなと総局の審議で、トップで質疑に立った私は、先日の消防局の審議で問題にした神戸沖空港の防災拠点としての運用について… 消防局長が「災害時には空港運用時間外の真夜中でも、大型ジェットでも離発着ができるようにする。海外からの飛行機も受入れる」と明確に発言し、その上、これは国土交通省との協議が整っているとも明言したのに絡んで、質した。

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それが本当なら、世界中からの救援物資を神戸で受ける事ができる。私は、当該の空港を担当するみなと総局に、その裏付けの発言を求めた。岡口局長は「すべてその通りです」と答えたので、さらに「その真夜中の管制官業務は、関空で行なうのか」と問うた。「神戸空港の管制で行ないます」と言うので、「そうなれば、災害緊急時には何人かの管制官を確保せねばならないが、それは大丈夫か」と確認すると、「話しができています」。さらに、「それなら訓練をする必要がある。今後自衛隊や海上保安庁と共にヘリコプターはもちろん、飛行機の機材を使ってやる必要があるが、それはどうか」と聞くと「真夜中の訓練は…」と首を傾げたが、「昼間の訓練については、m連携を取りながら前向きに取り組んでいきたい」との答弁。

これは、2010年9月28日、我が会派の森下やす子議員が初めて取り上げ、私が同年10月7日に分科会の消防局審議で、そして10月13日の総括質疑の中では橋本健議員が、重ねて市長に質疑をしたにも関わらず、今日まで明確な答弁がされて来なかった事。今日、ついに結果が出たのである。

これは存外に重要。いざと言う時、神戸沖空港が使えないとなれば大変だ。例えば ─ 忘れもしない、先の阪神大震災の時。カナダの救援物資や子供達の友情の絵を積んだ船がそこまで来ていたというのに、神戸港に入港させなかったし、災害救助犬も上陸できなかった。

時には、命より建前を大切にするお役所のこと。しっかりとした裏付けがないと、縦割り行政のどこでストップがかかるか分からない。だから、建前よりも命を大事にと覚悟を決めた議員は、こういう時、ブルドーザーになるのである。