Skip to main content.

2011年 02月 19日 土曜日

日本の北海道より小さい国の2000万人の人口の国に、小さな喜びをもたらそうと… 少し前の17日、芦田和子さんが事務所に来て下さった。

芦田さんは、90歳を超えた今もご健在の、東灘区御影でU会社を経営されている実業家で、立派な実績を挙げておられる御父上の後を継ぎ、スリランカの子供達の教育のために余生を捧げておられる。育児資金を作ったり、里親制度を進めておられるなど、素晴らしい方。


地元の財産区に多額の寄付をされるなど、地域思いの優しいお父上の心が、この娘さんにも受け継がれたのだろう。スリランカ民主社会主義共和国文部大臣バンドゥラ・ガナワーデナ氏に頼まれたというご要望は
「神戸市の市バスの中古車を、スリランカ国立スリジャワワルダナブラ大学の通学バスとして払い下げて欲しい」
というもの。楽しそうな仕事である。

写真
▲ その場で、電話調査。
実現できそうな手応えに、笑みが浮かんだ
スリランカ国立スリジャワワルダナブラ大学の学生が、緑と白でいかりマークの入った神戸市の市バスに乗っている光景を思い浮かべながら、そのお仕事をお引き受けした。調べたところそんなに高くなく、ある手続を経れば公的に成功しそうだ。

条件は、スリランカ政府の要望書や日本の受け皿が実績のある利益を求めるのでなく、ボランティアであること。
「上手くいけば、新しいスリランカの国立スリジャワワルダナブラ大学の学長さんや文部大臣バンドゥラ・ガナワーデナ氏の喜ぶ顔を見られる」
と、笑顔の芦田さん。ほんの小さな喜びでも、それをもたらすのは実に嬉しいことだ。