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2011年 02月 18日 金曜日

神戸空港を聞き防災拠点として活用するよう何度も委員会で要望し、当局もそのように考えていると答えるのだが… いまだに進捗状況が出てこない。午前10時から、様々な重要案件を扱う総務財政委員会が開かれたので、その中の危機管理室の審査で報告を求めた。

松山雅洋室長は
「委員からよく指摘を受けているので、色々な会議で検討したり、前回の研究会でも近畿県全体でどう活用するか検討している」
と答弁。
「その答弁は3年前から同じで、もう何回も聞いた。例えば、具体的に、規制外の夜中に救援物資を載せた飛行機が神戸空港に発着できるのか。韓国や台湾からの救援物資を積んだ飛行機が、着陸できるのか」
と聞いてようやく、
「みなと総局を通じ国に話しています。その場合はいいのではないかと思います」
と言う始末。
「何回も同じ答弁を議会でしないで欲しい」
と、少しきつく申し上げた。

最も重要な危機管理の長が、そんな間接的な答えでは納得できないから、
「『大丈夫です』と答弁した事は担保する」
とまで迫った、そこで質問を打ち切った。

ところが、委員会終了後、松山室長が訪ねて来て
「どうしても空港は、みなとを通さないとできないのです」
と、苦しい胸の内を話してくれた。わざわざ来てくれたのに誠意を感じた松山室長と、
「まず海上保安庁や海上自衛隊などのヘリでの救援演習を通じながら、近畿の防災拠点にしよう」
と話し合った。

幸い、井戸兵庫県知事は、関西広域連合での防災担当。県の力も借りて、国からも神戸空港を防災拠点にしてもらうよう頑張ろうと、個人の立場で熱く語り合った。

写真
▲ 答弁した事は担保する、とまで迫ったが、個人の立場では熱く語り合えた