同連盟の木原常務理事が、国の動向と課題について分かりやすく講演され、私にとっても大変参考になり、考えさせられた、課題のつまった1時間だった。
正直なところ、幼稚園連盟からも聞いているので、相当な意見の相違があると分かった。何とかその溝を埋めるか、それぞれが自由に独歩を進めるか。「国も、はっきりと方向を示さない」から、この議論は長引いている。これらの職に携わっている方々にとって、不安定な中で働くのは、精神的にもお辛かろう。
木原常務理事は
「保育所は入園時に市民の方が区役所にお願いし、区役所から保育所に依頼する。大きな理由がない限り預かる義務があるが、幼稚園は断ることができる。いわゆる応諾義務の問題だ。また料金の問題、あるいは職員の処遇も違うこと、預かる時間、教育の時間も違う。そしてなによりも他の産業に比べて、低い賃金を改善しなければならない。一定の資質を確保した職員の定着を図らねばならない」と強調された。そこで、職員の平均給与月額を詳しく調べてみると…
年齢 | 25~29歳 | 30~34歳 |
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保育士 | 約26万円 | 約27万円 |
幼稚園教諭 | 約27万円 | 約29万円 |
全産業平均 | 約33万円 | 約39万円 |
(参照 : 平成21年賃金構造基本調査結果)
将来の日本を背負って立つ子供達を育て教えて下さる、大切な方々のことである。もっと力を入れるとともに、積極的に発言をしていこうと思う。
ところで、その後に行われた懇親会には、市政報告会があったために参加できず、残念。受付の方に、誠意を名刺にのせて、よろしくお願いした。気持ちが伝わっていたら、うれしいが…