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2011年 02月 17日 木曜日

ゆっくりと研究していきたいと思っている、「子ども・子育て新システム」の課題や「保育制度改革と幼保一体化」などについて… 昨日、兵庫県民会館で、神戸市保育推進連盟と神戸市会議員与党会派(自由民主党神戸市議団・民主党神戸市議団・公明党神戸市議団・自民党神戸)との研修会が催された。

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同連盟の木原常務理事が、国の動向と課題について分かりやすく講演され、私にとっても大変参考になり、考えさせられた、課題のつまった1時間だった。

正直なところ、幼稚園連盟からも聞いているので、相当な意見の相違があると分かった。何とかその溝を埋めるか、それぞれが自由に独歩を進めるか。「国も、はっきりと方向を示さない」から、この議論は長引いている。これらの職に携わっている方々にとって、不安定な中で働くのは、精神的にもお辛かろう。

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木原常務理事は
「保育所は入園時に市民の方が区役所にお願いし、区役所から保育所に依頼する。大きな理由がない限り預かる義務があるが、幼稚園は断ることができる。いわゆる応諾義務の問題だ。また料金の問題、あるいは職員の処遇も違うこと、預かる時間、教育の時間も違う。そしてなによりも他の産業に比べて、低い賃金を改善しなければならない。一定の資質を確保した職員の定着を図らねばならない」
と強調された。そこで、職員の平均給与月額を詳しく調べてみると…





年齢25~29歳30~34歳
保育士約26万円約27万円
幼稚園教諭約27万円約29万円
全産業平均約33万円約39万円

(参照 : 平成21年賃金構造基本調査結果)

将来の日本を背負って立つ子供達を育て教えて下さる、大切な方々のことである。もっと力を入れるとともに、積極的に発言をしていこうと思う。

ところで、その後に行われた懇親会には、市政報告会があったために参加できず、残念。受付の方に、誠意を名刺にのせて、よろしくお願いした。気持ちが伝わっていたら、うれしいが…