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2011年 02月 12日 土曜日

2月14日が迫る今、抑えきれずにいる気持がある。それは… ここでもご紹介した通り、モロゾフの川喜多社長と兵庫県洋菓子協会でお会いして、楽しい話しをしたことに端を発する。

その時、私は「なぜ発祥の地は神戸、貴社だと、もっとPRしないのですか」とお聞きした。「いやいや、やっているのですが…」と笑いながらお答え下さった後日、資料が届いた。それによると、1932年2月に、日本初のバレンタインチョコレートを神戸で発売したモロゾフ社は、イタリアの中部のテルニ市に行って、聖バレンチノ教会でバレンタインの起原を探り当てた。

写真
そこには、
『時は、ローマ帝国時代初期にさかのぼります。ローマ軍兵士サビノとキリスト教徒の娘セラピアは恋に落ちますが、軍の掟と宗教の壁が二人の結婚を許しません。けれども愛は強く、サビノは掟を破り聖バレンチノ教会で洗礼を受けて、セラピアを結ばれます。ところが幸せは長く続きませんでした。セラピアは不治の病に倒れ、回復の望みが絶たれたのです。哀しみにくれるサビノは「どうか、一緒に神に召されますように」と、聖バレンチノ司教の前で祈りを捧げました。二人は願い通りともに天国へ旅立ったと言われます。その後も、聖バレンチノ司教はローマ帝国の迫害を受けながらも、恋人達を次々と結婚させ、ついに反逆罪で処刑さてしまいます。2月14日は、愛の聖人の命日。テルニ市の人々は、この日を「愛の日」として花やチョコレートを贈りあうことで、聖バレンチノ司教への感謝の年を表しました。バレンタインデーは、こうして生まれたのです』
と記されていた。

それ以後、モロゾフ社がテルニ市と数多くの交流を図ってこられた結果、ついに2010年2月、テルニ市が聖バレンタインイベント及び2月14日の聖ミサにモロゾフを招待し、長年のバレンタイン普及活動に対し、感謝の意を表するトロフィーが贈られたとある。

かくて、2月14日が迫る今、私は、モロゾフの本社がある東灘区御影に『聖バレンタイン公園』を造り、テルニ市と姉妹公園提携して、この公園を愛のメッカとしていきたいと思い、このことで一度ゆっくりと川喜多社長とお話ししたい、その気持ちを抑えきれずにいるのである。