昨日の続き。古い友人N君と会った後、政策研究会に出る為、芦屋市から特急便よろしく大急ぎで弁護士会館に向かった。政策研究会は…
選挙違反に対する心構えと対策が主題。大変勉強になった。
要するに何をしても違反で、皆がやっている事以外、目立った事はやらない。買収はもちろん、絶対にいけない ─ その通りだが、有権者も本物を見抜く力をつけて欲しい。パフォーマンスや、自分の地位向上、資格取得にばかりアクセクする議員が、本当に役に立つ道具か。祝儀を出す議員が良くて、出さない議員がダメなのか。日本の民主主義の発達の過程から見直さないと、いつまでも議員はうさんくさい人物で、選挙運動が悪として捉えられ、逆差別になってしまい、結果、政界にいい人材が集まってこない。

夜は、続いて末松信介参議院議員の勉強会。講演者は元総理大臣の森喜朗代議士で、

「仮に民主党が政権を取ったら、日教組と自治労の意見が強くなって、国際的な信用も経済力も落ちていく。自民党も多くの反省点はあるが、修正がきく。日本はまだ二大政党化できる状況でない。日本の議会制民主主義は成熟していない」

との事であった。確かに国民は、マスコミに左右され、大きな声に左右され、利益誘導に左右されやすい。盛山代議士が私に、

「選挙が人気投票になりつつあるのが、残念…」

と言ったが、その通りである。だが、早晩、二大政党化が成就するだけの平衡感覚ができるはずだと、期待することしきりである。

明けて今日は議員総会で報告があったが、以前にこのブログで書いた「空港利用を1時間延長させる事」で、24日の神戸市会にて、国土交通省へ1時間の利用延長を求める意見書を出す事を決議する。この事になんとなんと、住民投票議員団が賛成したのである。私達が提案する前、私は共産党と新社会党にも足を運び、協力をお願いした。元々無理とは思っていた。「私達は空港そのものに反対ですから」と言って、断られるのだろうと思っていた。が、なんと、住民投票議員団が私達の案に賛同して下さった。ありがたい ─ と言うよりも、むしろ、神戸の事、神戸の為を考えて下さった事に、敬意を表したい。しかし、だからと言って国がすぐにOKを出す訳ではない。これから国相手の戦いになる。