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2011年 02月 09日 水曜日

これからの神戸を考える上で、とても興味深い今日の議員研修会講演。だのに、東灘区の議員ときたら… たった5人しか居なかった。医療産業都市構想の成果の一つ、ご参入くださった『アスビオファーマ』という会社の、横山誠一社長が、1時間講演して下さったのだ。

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なぜ神戸なのか ─ まず取り上げられたのは、ポートアイランドの理化学研究所や医療クラスター、次世代コンピューター、神戸市医療センター等、条件が揃っており、薬を研究するのに素晴らしい環境になっている点。社長の弁では、一つの薬になるのに『25482分の1』の確率で、9〜17年を費やし、500億円の費用がかかるという。

だが、この社長を「凄いなぁ」と思ったのは、神戸を好きになっているから。例えば、朝日新聞を神戸新聞に変えられたといった行動に、それが見える。さらには、「市会議員以上に神戸を回りました」と仰る。ついでに、「ポートライナーが予想以上に混んでいるので、何とかして欲しい」と要望も。

最後に自信を持って「メマンチンというアルツハイマー型認知症の薬を、国内向けに発売する」と宣った。「この薬は絶対に売れる」とも。「この地に、お金を持ってきたのではない、人材と技術だけで来た」と言う、その心意気が嬉しい。医療産業都市構想を最初に提案した一人として、本当に嬉しかったし、自信も持てた。

終了後、議長と「選挙で忙しい中、出席した議員は立派だ」と語り合った。参加が少なかったのは、本当に残念だった。

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▲ 身を乗り出して講演に聴き入った