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2011年 02月 03日 木曜日

党派を越えての旧友で、今も仲良くしており、これからもこの業界のために頑張ろうとガッチリ握手をしたのは… 兵庫県解体工業協会新春懇談会に来賓で同席した室井邦彦参議院議員。昨年に続き、去る1月29日、総勢120人以上の参加で盛大に開催された同会は、金成基会長の
「姫路で力強く我々の良き時代を迎える準備ができた。今までゼネコンに『これだけでやってくれ』と言われてきたが、これからは我々が『これだけ出ないとできない』とはっきり言おう」
という、元気いっぱいの辞で始まった。

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室井邦彦参議院議員は
「解体業というのは、建設業法では業種がありません。その点について民主党の建設業法を考える会の副会長として、頑張っています」
と挨拶。続いて、神戸市都市計画総局住宅部の加藤久雄参事から、神戸市の現状についての報告。最後に私が
「これまで、解体業はゼネコンにいじめられ、また、神戸市の発注でも、解体を含めて発注していた。だが、これからは、できるだけ分割発注をするように、議会を通じて市に要求していく」
と挨拶した。

実は、昨年も同じような挨拶をしたのだけれど、違いは、「どうにかして地元に仕事をしてもらおう、そしてできるだけ分割発注をしていこう」と神戸市行財政局経理課が努力してくれているのが分かっていればこその、自信を持った発言だったこと。本当に、良く出来た経理課だが、そのようになっていった背景には、民主党による、解体業界に大臣登録制や国家試験等を導入してグレードアップさせようとする動きが、少しはあるのかも知れない。

この点、民主党の言う通りかも知れないし、なぜ、我が自民党政権下でそのような方向を示さなかったかと、惜しまれる。この点、長期政権の間ゼネコンと組んできたのに、そのゼネコンを支えている業界を大切にして来なかったのではないかと。残念に思うと同時に、反省。

ともあれ、神戸市・兵庫県においては与党なのだから、この課題についてはさらに仕事ができると確信しつつ、冒頭の握手となった。それにしても、かつて私と良く議論した室井代議士、立派になられたものである。誠実さが互いに分かるほど、力のこもった握手だった。