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2011年 01月 26日 水曜日

例の2億1千万円に及ぶ不適正な経理処理についての処分が、市民感覚に合わない甘いものだとして、与党会派が一致して… 委員会の開催を求めた結果、今日午前10時から、NHK他テレビも入っての厳しい状況の中、緊急の総務財政委員会が行われた。

この件について、与党会派は本当に勉強していたし、共産党も的を射た質問をしていた。大雑把にだがまとめてみると…

  1. 市民感覚とこれほどずれた処分について、どう思うか

  2. 市民の受けた損害が算定できないし、算定できるものは自主返済させたとしているが、それでいいのか。当局は責任者を特定しないのは、自治法によって被害等特定できない場合には処分し難いと答えているが、自治法にとらわれず、今回のようなケースは損害額が算定できなくても、手続等に不手際があるのだから、今後は責任者をつくる等のルールづくりをして再発防止に努めるべきではないか

  3. 私の発言でブログにも書いたが、当局は今回のことは始めから不適正経理と称して、何か対したことではないような印象をしているが、そのことが問題で、明らかに違法行為である。むしろ不正経理処理とするべきである。市の発注する業者が本当に些細なことで指名停止になって、倒産や従業員の首を切らざるを得なくなっている多くの民間に対する処分と、身内に対する処分はあまりにも違いがあって、権利の行使が公平でないがどう思うか

  4. 架空の伝票で注文し、コンピューターを購入し利得したとき、架空の伝票で注文した中に本当に必要な物が書かれている。従って本当に必要な時は、その本当に必要な物が何回も伝票に出てくるが、誰も不思議と思わなかったのか


等、様々だった。

これらに対して、局長がなんと
「市民感覚を良く考えた上で処分致しまして、決して甘い処分とは思っていません。他都市も参考に致しました」
と回答したものだから、各議員もビックリ。批判が集中した結果
「今後、再発防止することです」
と再答弁した。

私は
「局長さんは立派な答弁をされるが、実際は市民感覚からずれていることが分かっておられないのではないか。口汚くて申し訳ないが、このままでは役人がお互いに傷をなめ合って、責任を取らないというように市民は見てしまう。潔く、『これからはこうします』とされたらどうか。先の議員から自治法にこだわらず、神戸市でルールを確立したらどうかという、良い意見が出ているが、局長は自治法に則ってと答えている。このままでは議会として『いいですよ』とは言いがたい」
と反論したのだけれど、まさに”のれんに腕押し””ぬかに釘”の思いだった。これでは、この件に関してどうにかしよう、改善していこうとしている市長と議会が、可哀想。

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