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2011年 01月 13日 木曜日

「共に学習することをはじめたら、続けることが大切です」と発言したのは、神戸市保育推進連盟の方々と勉強会。意見交換会では… 一番に保育所入所待機児童数の話が出た。待機児童数が一番多いのは、垂水区の82人。次いで、灘区の69人。以下、東灘区64人、北区57人、西区52人と続き、全市では423人。既に入所している児童は、全市で19,792人となっている。

待機児童数の解消も大切だが、幼稚園と保育所の一体化を政府が進める方針だから、これにまつわる多くの問題も、将来に渡って解決して行かねばならない。何といっても大事なのは財政支援。さらには、学習指導要領との整合性の問題も重要だ。

この構想は、現在の民主党政権ではなく、自公政権時代に打ち出されたもの。現政権が受け継いでやろうとしているが、財源問題で進んでいない。埋蔵金とか何とか言って、60兆円もの予算をマニフェストで出してくると言ったのに、事業仕分けなどと予算の見直しで、せいぜい3〜4兆円しか出てきていないのが現状。業界の皆様も分かっておられるようで、口々に「消費税を上げるしかない」と仰る。このままでは、全くその通りだ。

市が強力にやろうとしている私立保育園から民間移管の問題についても色々と学んだ、本当に内容ある勉強会。未来の神戸を担う子供達のために、育って行く環境こそが大切だと、つくづく感じたのだった。

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▲ 挨拶する安達団長