▲ しめ縄づくり
4〜5時間くらいかかって、ようやくでき上がる。こんな素晴らしい地域力を、どこかのマスコミが取り上げてくれれば、みんな元気が出る。身近なところで、こうして技術の伝承が行われている事をぜひ伝えて欲しいものだ。
▲ 子供たちと、もちつき
その光景を見ながら、平和で良いなぁとつくづく思った。そしてふと、カンボジアの子供達を思い出した。カンボジアの神戸夢小学校の子供達に、いつかお餅つきを教えたい…と。しかし、一方で、こうして出たくても、出てこられない子どもがいるかも知れない。平和な裏に、虐待されている子どもがいないかなど、忘れずに気を配っていなくては。
顧問をしている少年野球リーグの6年生の卒部式も、各チームで行われた。それぞれを回って、いつものように監督やコーチの皆様にお礼申し上げ、子供達には
「天国も地獄も、同じように立派な料理があって、同じように長いフォークとナイフが置いてある。地獄ではそのフォークとナイフを使って自分では食べられないので、ひもじい思いをしていた。しかし天国では、そのフォークとナイフを使って他の人に食べさせて、とても幸せそうにしていた。人は、誰かに尽くしてこそ幸せになれるので、皆さんも他の人に優しくできる人になって下さい。最後に、卒部する6年生は、大人になったらまた、次の子供達を育てるためにここに帰ってきて、指導して下さい」と話した。
あるチームで、帰りにコーチの一人が「◯◯◯君が安井さんの言うように帰ってきて、コーチしてくれてます」とご紹介下さった。いい青年で、本当に良かった。みんなで声を合わせて"We Shall Return"と誓い合ったのだった。
▲卒部式で「いつか帰ってきて、次の子たちを指導して」と語った