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2010年 12月 17日 金曜日

消防局長の村上正彦氏から、神戸市の防災福祉コミュニティが海外に紹介され、高い評価を受けて、今度インドネシアのジャカルタのバッドラン地区で防災福祉コミュニティを結成する準備が始まったという報告があった。現地での設立式は… 来る12月26日(日曜日)に行われる事になっている。

きっかけは、消防職員。NPO法人の職員がインドネシアを6月上旬に訪問して、現地のコミュニティ防災活動につながる地域団体を調査した。そこで、自立防災組織を結成すべく、神戸市の震災教訓を伝えた。その縁で、6月下旬に現地のガジャマダ大学准教授やバッドラン地区の代表者が神戸市に来訪。自分達の地域で防災活動を実施する、その参考にしようと、神戸市の防災福祉コミュニティなどを見学された。かくて今般、現地に防災コミュニティを結成する運びになったというのである。

当日は、神戸市から神戸市消防局やプラスアーツというNPO法人が現地に赴き、ガジャマダ大学、ボーイスカウトの指導者等と協力して、小型動力ポンプを用いた放水訓練をはじめ、子供達に防災を学ぶ機会を提供するそうだ。現地に行って下さる職員は、神戸市を代表し、神戸市のイメージアップのために多忙の中を行って下さるわけで、敬意を表したい。

しかし、せっかく、わざわざ行くのである。震災時、なぜ神戸が大火災になったのかや、水道施設がどうなったのか、真実を伝え、更に、神戸市の水道ビジネスにもつながっていくよう努めてきて下さると、もっと有り難いのだが…。「未来につながるように、過去に学び、今を大事に」である。