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2009年 06月 18日 木曜日

昨夕午後5時、事務所にある婦人が相談に来られた。御主人が酒乱で暴れ、手の付けようがないとの相談。当のご主人は私もよく知っている方で、2年半前にも何回か夜中に駆けつけ、病院に運んだ事もあった。一時は良くなっていたが… また始まったらしい。

▲夫婦喧嘩の相談
立派ないい会社に勤めておられたのに…。大のだんじり好きで、太鼓を叩いたら大したもの。酒が入らなかったらいい人なのに…奥様をなだめて、翌日の昼に、ご主人と会って話をする事にした。

午後7時からは、ある陳情の相談。住吉にあるファミリーレストランで、会談。帰りは、午後10時になり、またピョン (毛作・猫) に叱られた。

▲いつも助けて下さる方々

明けて、今朝9時から、ボランティアの方々が東灘区自由民主党の市政報告の封筒詰めで頑張ってくださった。皆に助けられて仕事ができる。ありがたい事だと、つくづく感謝している。




▲地引網の相談に来た御影の青年
そうこうしていると、昨日の酒乱のご主人が、何と2時間も早く来られた。さすがに今日は酒は飲んでいないが、男同士の約束で、「今後絶対に酒を飲まない。飲んだら病院に入院させるし、離婚させる」と半分脅しながら、「自分を大切にして欲しい。友人として、私に誇りを持たせて欲しい」とお願いした。とりあえず、先ずは1ヶ月間の約束をしたので、見守りたいと思う。



別の古い友人は、「介護保険料が3倍に、奥さんは2倍になった」と訴えてこられた。家を売って銀行に借金を返したが、その一時金の所得が上がったらしい。その方の場合、バクチでも特別な女性でも株の投資でも、ましてや事業の失敗でもない。息子さんの精神的な障害のためにお金が掛かり、やむなく銀行からお金を借りたのだが返せなくなり、銀行に家を取られそうになって、売って返したのだという。私も驚いて調べてみたのだが、わずかなお金を手元に残しただけだというのに ─ 市民の怒りが、良く分かる。法の見直しを求める必要がある。行動あるのみ。

その後、議会に出向いたが、少し時間があったので、総務財政委員会を傍聴した。我が会派の梅田議員が委員長で、一年間、議会の為によくやって下さった。特に今回のインフルエンザの時には拡大委員会を開催し、市民が安心するよう各方面から意見をまとめたのは、さすがであったし、その人格でみんなから愛されている。本当にご苦労様でした。

最後の委員会で平野昌司団長から、「北朝鮮の核実験と拉致事件に対し、日本政府は厳重な抗議と対応の為の行動を取るように、神戸市として意見を出し、議会の意志を示すべき」との提案があり、共産党も賛成。委員会は全会一致となった。24日の本会議で正式決定となると思う。まさにいいタイミングで良かったと思った。

帰りに平野団長が少し疲れているようなので「お茶するか」と聞くと、「そうしよう」。二人のおっさんが向かい合って、ただただ、黙っていた。

この素晴らしい男のデリカシーを理解できるのは、私だけだと思っている。平野団長は、学生時代から優しくて、度胸があり、嘘をつかず、頭も良かった。成績も、ずっと一番だった。今に至るまでずっと、市民の為に大きな仕事をしているのに、口に出さない。今回のインフルエンザでも、与党プロジェクトを呼んだのは、彼の発案。市長と川島龍一医師会長とのパイプが太くなったのも、彼の影の努力である。

昨日の各会派の代表質問も、多くは医師会に対する表敬と、もっと連携を深めて秋のインフルエンザに備えて欲しいという意見だった。彼が「良かった」とポツリ…私は「御苦労さん」とポツリ…。とかく人は、自分ならもっとやれると思ったり、他の人がやった事を過小評価するが、その評価は歴史がするもの。私は、団長には全く及ばないし、彼から多くを学んでいる。

お互いに何も言わず5分で席を立った。それで二人には十分なのである。