Skip to main content.

2010年 12月 09日 木曜日

神戸市議会の某議員。インテリぶって、知識の披露を委員会でやる。が、本当のインテリとは、そんな事はしないものだ。今回の日本人ノーベル賞受賞者お二人の、あの爽やかで謙虚な事。それを思って… 「本当のインテリは謙虚なものだ」と大笑い。それやこれや、いろいろ雑談しつつ意見を出し合ったのは、昨夜。ルミナリエのど真ん中『第一楼』での連盟の中の一人として、私も出席したの日韓議員連盟と民団の皆様との懇親会でのこと。

北朝鮮のいきなりの砲撃が、やはり話題となった。市議会議長の荻坂伸秀議員も、代表の挨拶で「お見舞いを申し上げるとともに、平和であって欲しい」と触れた。民団の議長も総領事も「心配をおかけしましたが、今後とも日米韓の団結と連携を持って対処して欲しい」と挨拶された。

写真

私のテーブルには、野党のある議員と、同志の植中進議員、それに、民団の議長や領事がご同席下さっていた。野党のある議員とは本当に久しぶりで、再会を喜んだ。私と彼は、色々な委員会で一緒になった。なかなかの論客で、彼が空港反対論を言うと的を射ていて、感心したこともあった。局長も私も、逆に勉強になると、敵ながら褒めていたこともあった。彼も、私に対して一定の評価をしてくれているようで、「また論争がしたいなぁ」と一言。私も、同じ思いだった。

論争が始まるのかと思ったら、意外と意見が合う。たぶん、共通の敵が民主党になったからかも知れない。彼は管総理のことを「民主主義を語る出世欲者」と評し、私は「民主主義を語る専制主義者」と評した。お互いに「日本が危険な状況に陥っている。民主主義が破壊されつつあり、群衆政治になりつつある」という見解で一致した。

日本人が、アメリカの誘導で日本の良さをなくしてしまい、勝手な民主主義を作り出してしまった事でも一致した。アメリカの民主主義は、民族が血と命をかけて築いてきた。だから、民族が賢くなって、マスコミに左右されない平衡感覚を持つ、公平と正義とを求める民族として成長したのだ。だからこそ、二大政党政治が有効に機能する。しかし、日本にはまだ早すぎた。

さらに、新人として、中央区では橋本健議員、東灘区では井手康雄議員がいいといったようなことも、二時間程放談した。時々、民団の人も話しに入ってきて「韓国の若者は儒教の精神が残っている。電車の中でウトウト寝ていて、高齢者に肩を叩かれると『ごめんなさい』と席を立つ」そうだ。「日本でやったら殴られる」と、その民団の二世の方は言った。私は、当たっているだけに、大きなモノを失ったと実感した。

最後に「二人とも選挙で当選したら、テーマを決めてみんなの前で論争をやろう」と約束した。もちろん、それなりのルールやリベンジの機会は必要だが、野党であっても、私の愛すべき議会の仲間。応援はできないが、是非勝ち残って欲しい議員の一人である。