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2010年 11月 30日 火曜日

バリアフリー化対策協議会の四方田会長とガッチリ握手。協議会の小原氏ら関係者と次々に握手を交わし、だが「まだ気を抜いてはいけない」と思いつつ帰路についたのは… 昨日午後7時から東灘区役所で行われた、JR西日本と摂津本山駅バリアフリーに関する話し合い終了後。

バリアフリー化対策協議会が軸となって行われた同会合には、JR西日本の関係者も約15人が参加していて、熱意が感じられた。地元の代表者及び婦人会、障碍者の代表の方々をはじめ、区役所からまちづくり課の課長・係長ほか3人に加え、本庁からも都市計画総局の三島課長等も出席。我々、東灘区選出市会議員も、党派を越えて6人が出席するなど、およそ40人が熱心な議論を交わした。

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JR西日本は
「本来、この会議を11月上旬に予定しておりましたが、技術的な面で話しを詰めていたために、遅くなってしまいました」
と詫びた上で、
「1月にマスメディアに発表するので、この会合での撮影は遠慮して欲しい」
と言いつつ、最終案とも言える摂津本山駅のパースを提示。それによれば、駅の外観は、北側・南側共にガラス張りのモダンな感じで、地域の雰囲気を壊さないよう配慮されている。

前回の会合で要望があった

  1. 公共スペースの地元への提供』に関し、6m²程度のスペースを使って地元への情報提供の場とする

  2. 自由通路も6m幅くらいだったのをもう1m程拡げて、安全と利便性を図ることにしたい


等についても、四方田会長から
「先の外観と合わせて地元としてほぼ了承すべき状況にある」
と発表された。

その後の質問で、私は
「三つ、質問とお願いです。一つ目は、駅への動線を初めて訪れた人にも分かりやすく、かつ使いやすく工夫されるよう検討して欲しいこと。二つ目は、公共スペースの使い方について、一定のルール作りのため地元との話し合いの場が必要であること。例えば、御影クラッセのだんじり広場では、利用方法について協議会を持っている。これも検討して欲しい。最後に、駅南の広場を工事のために一端撤去する事になっているが、現状回復について、地元の組織とよく話し合うようにして欲しい」
と念を押した。

他にも、駅周辺の緑についてや、公共スペースのあり方等、様々な質問や要望が、終始和やかな雰囲気の中で提示された後、四方田会長から
「それでは、これで地元として了承し、残された工事説明等は、それぞれ地元地域で行うようにしましょう」
と動議が出され、満場一致の拍手で了承された。

最後に、議員を代表するような形で私が
「ここまで、よく皆さん頑張って下さった。まず、地元の皆さん ─ 婦人会、老人会、障碍者、自治会の皆さん、そして市・区役所の皆さんに、お礼と敬意を表します。今回で、計画と動線の件は、決着を見る事が出来ました。今後は、四方田会長が語られましたように、工事説明会に入る訳ですが、幸いにも東灘区から出ています市会議員は、なかなかの者達です。日照や覗き見、風害、騒音等の件でも、どうかそれぞれに相談下されば幸いです。市民、区民の長年の念願でありますバリアフリー化の工事を来年4月1日から始めるという全体の約束は、絶対に守って下さい」
と述べた上で
「この歴史的に大切な会議に出席できた事を、喜んでいます」
と締めくくった。

写真

会議の終了後、できあがるまでやらねばと、自らに気合いを入れた。なにせ、東灘図書館のように、まるで物を右から左へ移動させるように平気で市民を裏切るような事態もあり得た。それを防ぐのも、私の大事な役目なのだ。