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2010年 11月 22日 月曜日

役所の文章は、同じ局の人に聞いても解らない事もしばしば。そんな事から改善しようと語り合ったのは… 広報専門官として7月に登用された、松下麻理氏。第一号の仕事としての新広報冊子「暮らしのサポートブック」を創刊したという報告を、11月10日に市民参画推進局の永井秀憲局長から受けた時のことだ。氏の専門官就任は、議会が市長に要求した「民間人の登用」の第一弾だった。

創刊号のテーマは「失業」。「もし、貴方が失業した時にどうするか」というノウハウ集で、読んでいくと面白い。誰しも失業は恐ろしい事で、突然の解雇はその人を慌てさせる。冷静に判断する事もできず、ただ慌てて不動産を手放したり、子供に、大学を中退させたりしがちなのだが、この一冊は、そうならないための処方箋だ。

失業を自分の中の一つの現象として捉え、マニュアルに沿って頑張れば、冷静さも取り戻せる…私も、万一落選した時のために、横においておく事にしよう。

早速、松下麻理氏に電話を入れ、話してみた。明るい声で、意欲が感じられ、「役所の書類は分かり難い」ことでは意見が一致した。私も長年議員をしているが、何回も意味を聞かないと解らない。書いている本人は、相手も同じ知識で見ているものと思って書いているので、解らない事が多い。広報官も大変だろうが、少しずつ前進しておられる、その様子を温かく見守りたいと、初仕事の広報冊子を手に、思ったのだった。