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2010年 11月 09日 火曜日

プロ野球ドラフト会議の育成ドラフト1位で横浜に指名されたのは、実は、私の事務所を手伝ってくださっている松下純代さんのお孫さん。11月6日付け新聞各紙で報じられたように… ご指名がかかったのは、松下一郎君、22歳で妹さんと二人兄妹。お父上は、阪急・阪神エアカーゴに勤めておられ、お母さんは現在学校の非常勤講師だ。

松下純代さんの、今は亡きご主人は剣道の達人でおられた。私とも剣道をしていた仲で、今も続いている『御影剣修会』を創立された。思えば、25年になる。純代さんも御影で永く学校開放管理者を務める等、地域のお世話をなさるなど、人望の厚いお方だ。今回のドラフト会議の前後は、大切で大好きなお孫さんについて、事務所の番をして下さっている間も気が気では無かったろう。

ご両親ともに、少年野球のコーチやPTA活動などにいそしまれ、ボランティア活動にもご熱心。父上がお仕事でロンドンに赴任された時には、一郎君は4ヶ月。ともにロンドンに渡って、6歳まで過ごした。帰国直後、阪神淡路大震災で被災したのが、小学一年生の時。御影小学校で野球をはじめ、捕手としてずっと野球を続けてきた。六甲アイランド高校では主将を務め、その後、関西外大から今回のドラフト指名に至った。

少年野球時代からリーダーシップが取れる少年だったが、お父上も、私の選挙を手伝って下さった時には、リーダーとして仲間の指揮を取っておられたから、松下家は、一家挙げての気配り捕手一家かも知れない。

私はもとより、地元の誰もが、これからの一郎君に期待し、応援している。

母君、真紀子さんが「ちょっと野球留学させているのよ」と軽いタッチでかわされる会話には、淡々と応援する母親の自信と余裕が覗く。「それで良い、それで良い。自分の好きな人生を歩めるのが、一番。もしダメなら、サラリーマンでもいいし … 私なら板前になるなぁ」と私が言うものだから、皆、大笑いだ。私は幼少期ロンドンで暮らした事、特にのびのびとしているが厳しく個性を育ててくれるイギリス教育は、彼のプレー役に立って行くと思う。子供に、過度の期待というプレッシャーをかけない母親の気配りでもあるのだろう。地域でもそういう風に考えて、温かく応援したいものだ。