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2010年 10月 29日 金曜日

私は、あらゆる事に通じた専門家では到底ありえないので、電話を頂くなどしても、その方のご意見が正しいのかどうか分からず、聞く一方になることもある。東灘新図書館についても… たくさんのお電話を頂いた。

岡本の図書館を懸命に守ろうとしておられると思えるお一方は
「私は岡本に住む者だが、岡本の図書館が利用期間が伸びるようになって良かった」
と仰る。これについては
「もちろん、新図書館の建設に伴って、岡本の図書館についても、仰せのような観点から、存続するかどうか議論すべきだと心得ています。しかし、今回の件は、当局が市民との約束を違える時の手続きの問題で、仮にやむを得なかったとしても、税金を管理しそれを出費する側の行政責任者が、もう少し市民に丁寧に説明できないものなのかと質したのです」
とご説明。

アスベストの問題についてのご意見もあった。お詳しい方のようで
「サンプル調査なんて3〜4時間あれば十分できる。石綿則で義務づけている『解体前』では、設計図などの書面調査を行い、目視調査との整合性を確認するための資料づくりをするとなっている。まさか、旧区役所の設計図がなくなっていたとは考えられないのだが…。それなら、その気で調査すれば事前に十分予想されるのだが」
と仰って
「プロなら、怪しいところはサンプル調査をするのだが…」
と、疑問が拭えぬご様子。

私は、心の中に木枯らしが吹きつつも、やむを得ないとして賛成に立った。だから、この件に関しては「仕方なし」とする。だが、当局は、住吉学園の言った事を単に右から左と伝えるだけでなく、税金の管理者として、また政策立案者としての立場から検証し、やむを得なかったと独自で判断した上で報告してくれたと信じたい。そうでなければ、市民・区民に申し訳が立たないのだ。