神戸市職員の給与措置の取り組みについては、
- 特別職、指定職のボーナスの削減(平成11年12月〜)
市長△30%、副市長・常勤監査委員△15%、指定職△7% - 管理職手当の削減(平成11年10月〜)
局長級△15%、部長級△10% - 給与削減措置の実施(平成15年4月〜)
市長△20%、副市長△15%、常勤監査委員△10% - 特殊勤務手当の見直し
となっている。市長は、例の神戸市職員による不正経理の結果、30%減に加え、更に20%減じて50%減になっているが、これは3ヶ月間だけ。副市長、常勤監査委員も、従来の15%に加え更に15%減の、30%減としている。
神戸市のラスパイレス指数の推移を調べると、
年度 | 平成14年 | 平成15年 | 平成16年 | 平成17年 | 平成18年 | 平成19年 | 平成20年 | 平成21年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ラスパイレス指数 | 101.6 | 97.3 | 95.8 | 95.6 | 98.8 | 100.7 | 100.5 | 100.8 |
昨年の数値で各政令都市と比較すると、
順位 | 都市名 | 指数 |
---|---|---|
1 | 横浜市 | 104.6 |
2 | 名古屋市 | 103.9 |
3 | 川崎市 | 103.2 |
4 | 千葉市 | 103.0 |
4 | 静岡市 | 103.0 |
6 | 北九州市 | 102.9 |
7 | 仙台市 | 102.4 |
8 | 福岡市 | 102.3 |
9 | 岡山市 | 101.7 |
9 | 広島市 | 101.7 |
11 | さいたま市 | 101.4 |
11 | 京都市 | 101.4 |
13 | 札幌市 | 101.0 |
14 | 神戸市 | 100.8 |
15 | 大阪市 | 98.4 |
15 | 浜松市 | 98.4 |
17 | 新潟市 | 98.2 |
18 | 堺市 | 98.0 |
となり、神戸市は札幌市に次いで14位である。
私は、地方公務員の給与が国家公務員より低くなければならないとは思っていないが、あまり大きな格差は良くなかろうと思う。市民・国民により近く、苦労してくれてもいる地方公務員。少しは、温かい目で見るべきではないだろうか。