▲ 挨拶に立たれた市長
式典では多少参加者が少なかったものの、和やかかつ爽やかで、特に神戸合唱団による市歌と区歌の合唱が清々しかった。
各団体の後に市会議員・県会議員・国会議員の順に紹介したのも、良かった。市の行事でなので市の関係者から紹介するのは常識だが、時として国会議員から紹介する時もある。忙しい中参加してくれた荻坂伸秀神戸市会議長も、「さすが」と褒めていた。唯一残念だったのは、舞台の中央に掲揚された国旗と市章の”しわ”が目立ったこと。横に居た議員の口からも思わず「アイロンくらいかけとけよ」の一言が漏れ聞こえたが、同感。
しかし、東灘区のだんじり全31基中、修理等で残念ながら出られないのを除いた28台が勢揃いした光景は、圧巻。東灘区中を練り回り、すべての人々が輝いて見えた。事務所のある御影にも、住吉・魚崎・本山・青木・深江の見事なだんじりが来た。
と、あるリーダーが
「これまで貢献されたFさんに対する扱いが悪い」とぽつり。みんなもうなずいていたが、区役所とはそんなところかも知れない。御影でのパレードに来られていないその方を、私はお迎えに伺い「申し訳ない」とお詫びしたが、「そんなものよ、ハッハッハッハ」と笑い飛ばして下さった、その大人然としたお姿に救われたのだった。
夕方には、 十二間道路を埋めた勇壮なだんじりと、道路の両脇を埋め尽くした区民の熱気で、東灘じゅうが盛り上がった一日は最高潮に達した。まさに「東灘区が一体となった」一日だった。