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2010年 10月 08日 金曜日

10月7日決算特別委員会の消防局審査では、「私は消防局を応援しているのにと」思わされた。質疑者となって持ち時間50分で質問に立った時のこと。私が質したのは…

  1. 東灘区の工場火災で殉職された速水力さんの経験から、事故調査委員会が報告書を作り、新しい条例を作るなり、要項を強化するなり改善をしたのである。本年7月28日に同じような工場火災があったが、その事故に速水さんの経験がどう活かされたのか

  2. 今回の本会議にて、神戸空港を防災拠点また救援拠点をする事により、全国100ある空港の中でも特色を出し、それに対する法整備並びに政府や近隣都市との協力関係を表明し、規制緩和に連結させるべきであると思うが、みなと総局と連絡はできているか、またどんな事が必要か

  3. テロ対策について。アメリカのワールドトレードセンターの破壊では約3,000人が死亡したが、大きなテロに対して、市民を守る手段を考えているのか

  4. 救急車の適切な利用について、緊急性がなくタクシー代わりに救急車を使う人が増えているが、その傾向と対策はどうか


の4点について。

1に対し、局長が
「十分活かした。同類の7月28日の工場火災では慎重に火災現場に入り、事故もなく鎮火した」
と答えたので、私は
「答弁になっていない。どう活かされたのか、例えば工場の荷物の表示、サンドイッチパネルの危険性はあったのかどうか」
と再び質し、ようやく
「有害ガスの出る荷物はなかった。サンドイッチパネルは使っていなかったし、その事を表示したものはなかった」
という答弁が返ってきた。そこで
「現場でわずか2点の荷物とサンドイッチパネルの有無について、その場に行かないと分からないのは残念。もう少し、事前に分かるようにして欲しい」
と要望した。

写真

2については、
「救援拠点としては、予想される東海・南海大震災に備え、ヘリポート基地をして資材や重傷者を運んだり、時には自衛隊の大型トラックを運んだりします。みなと総局とは協議したことはありません」
との答弁だった。私はすかさず
「事業内容を聞いているのではない。当たり前や思いつきの答弁は要らない。例えば、南海地震で津波が神戸空港を襲ったとき、機能を発揮できるのか。また、定期便を停止して救援基地として使用する法的整備や話し合いは、行なわれているのか。」
と質した上で、
「我が会派が本会議場で質問しているのに、みなと総局と協議すらしていないのはどうしたことか」
と叱責した。結果局長は「みなと総局と協議する」と約束した。

この件は引き続き、総括質疑でも質問していくつもりでいる。