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2010年 10月 06日 水曜日

子供達のために心を込めて、吉田幹事長と私で交渉していこうと、固く決意したのは… 決算特別委員会の第三分科会、湊総局審査でのこと。我が会派エースの吉田基毅幹事長が今日質問に立ち、神戸空港の将来についてや、六甲アイランドの未利用地の活用について質したからだ。

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▲ 質問に立った吉田幹事長
空港関連では、先ず、
「神戸空港の持つ機能として防災拠点としての活用を訴え、国に対して規制緩和を求めたらどうか」
と、神戸空港の有効活用について提案。局長は
「良い意見で、市民の命を守るため、空港の使用時間の規制緩和、また救援物資を集めたり、発送したりする利用方法も大切である。国に働きかけていく」
と答えた。

さらに、
「空港の補完機関であるベイシャトル(神戸空港—関西国際空港間の船)が健闘しているが、未だ前のK-catの借金が160億円もある。返却は不可能に近く、ここらで何らかの踏ん切りを付ける必要もある。現在の45分に1本をもっと短くできないか」
と質したのに対し、当局は
「頑張り続けてやっと単年度黒字になった。しかし前からの借金を返すまでには至っていないが、もう少し頑張りたい。運行の間隔を短くするためには、更に船を2隻増やさねばならず、残念ながら難しいが、タイムスケジュールについては関空と相談する」
と答えていた。

空港問題を小さいとは言わないが、肝心なのは、こうした質疑の最後で訴えた
「六甲アイランドの未利用地の活用について、六甲アイランドのまち開き以来22年もの間、約12haの土地が利用されていない。この土地を地元の要望をふまえて、地域の活性化につながるよいうな土地利用を健闘するべきである」
という提案。

吉田幹事長と私は、少年野球の顧問をしている。指導して下さっているボランティアの人々から、絶対的なグラウンド不足を訴えられ、10年以上にもわたって、それら未利用の土地を、一時的にでもグラウンドとして使えるようにと求めているのだが、未だに「自治会の了承が取れない」などという理由で実現されていない。ところが、今日の質問に対して、当局から初めて…

  1. すべてと言わないが、大方の地元の人々の同意があること

  2. 神戸市が利用する時は、速やかに返却されること

  3. 特定の人や、特定の団体の使用はさける

  4. グリーン広場であるとか、多目的な利用ができるようにする


という4原則が示され、「個別の土地に対しては応じていくつもりである」という前向きの答えが出てきたのだ。

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なぜ、10年間も我が会派が要望し続けたのに、この4原則のような答えが出てこなかったのかと、その不作為の体たらくには、情けなくなる。せめて我々2人、心を込めて、この4原則に沿って「子供達のために」交渉を続けて行こうと、決意を新たにしたのだった。