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2010年 09月 20日 月曜日

この不況で苦しい中、活躍せねばならない局が市民の前に出てこない。市場はシャッター通りになり、生活保護受給者が増え、失業者が増加する中で以前からの施策を繰り返し、市民や議会と同じように嘆く報告しかしない。「あなたの局の… 仕事でしょう」と言いたくなる。勉強会でベテラン議員がこの点をついた。神戸市の中央市場の本場も東部も悲惨な状況だからだ。

いよいよ明日からの、平成22年度第3回定例市会。約1ヶ月間各局の審査で論争が始まるのに備え、議員も当局も勉強をはじめている。どの議員がどのような質問をするか、当局もデータを揃えて答弁を考える。これらの積み重ねと継続がより良い政策につながっていくように願ってはいるが、中にはあまり問答を聴いてくれない局がある。例えば、冒頭の件に関わる、産業振興局だ。

「六甲アイランドやポートアイランドの、売れずに30年間もぺんぺん草が生えて残っている土地がある。少年野球ができるグラウンドにするとか、貸し農園にするとか、利用の方法を考えてくれ」と頼んでも、貸さないの一点張り。当局は、「これはみなと総局の問題だ」という。どうにかして、安くしてもいいから売るように産業振興局から働きかけるといった工夫すらしない。

神戸三田プレミアムアウトレットには年間300万人が訪れる。なのになぜ、ポートアイランドや六甲アイランドにある広大な土地へ誘致しなかったのか。反省しないし、手だてもしない。あれだけ言っても、無反応。批判に対して反論する局はまだ、改善に向けての手だてを考えているのだろう。局によっては、あり方を考えなければならない。我慢にも限度、そんな頃合いではないかと思う。