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2010年 09月 17日 金曜日

当局は
「広報官には市のほぉむぺぇじや市政の公報誌等を、市民に分かりやすく作成するのにアドバイスを頂く等、市政全般にわたって、市の政策が市民によく分かるよう意見を頂いています」
という。広報専門官としてお願いした「松下麻理」氏のことだ。 昨年10月の市長選挙で、矢田立郎市長が薄氷を踏む思いで勝利したその時、議会側から副市長の民間人登用を要求した結果、「民間企業等で培った広報業務に関する知識や経験等を活用し、新たな視点で、神戸市が発信する情報を、より魅力あるものとし、より多くの人に共感を持ってもらえるものとするため」という条件で起用した広報官。その広報官の顔が、市民の前に見えていない。

そこで、
「そんなことなら、民間に任せた方が上手だ。鳴り物入りで採用した方に、Webサイトと市の公報誌の作成はないでしょう。なぜ記者会見なり、テレビで顔を出すなりされないのか。記者発表の時期や方法についてだって、アドバイスなどもらっているのか」
と質したところ、
「市長自ら記者の質問に答えたり、説明すると言っておられるので」
という。立派なもんで、それが一番良い。そういえば、しかしインフルエンザ問題の時も、100歳以上の老人問題の時も、記者会見場には市長の姿がなかったような…。

100歳以上の老人問題では、某課長の上から目線での説明や、お詫びの言葉がなかったことで、議員は各地元で抗議を受けている。もちろん、テレビはワンフレーズだけを切り取って放映するので、誤解を生んでいるのかも知れない。だが、市民にどう説明しても、一向に通じない。「市民を粗末にしておいて、あの課長の会見はなんだ。悪いと思っていないのか」とお叱りになるので、結局、私が代わりに謝っている。こういう時があればこその広報官ではないのか。なぜ、記者会見に立ち会うとか、或いは例えば、明確に主旨を説いた上で内容を説明するというように、会見の進行技術面でも相談をしたり、アドバイスを受けるなどしていないのだろうか。

当局は
「議員のおっしゃるイメージのような形で採用をしたのではありません」
と言う。この答えには、他の議員からも「へ〜、そんなことなの」と声が上がった。当局の説明が変わってきたりすることはよくあるが、議員側の意向とかけ離れていくことが少なくない。そして、この件では、ある野党議員が同じような主旨を激しく述べていた (その議員にその資格があるかどうかとの疑問も…)。しかし、この際、私は市長を信じて、これからも頑張っていくとしよう。