環境局でパソコンを横流し7000万円を着服した件を受けて、全庁挙げて調査した「不適正な経理処理に関する緊急内部調査結果」と、職員の懲戒処分についての報告は、行財政局の玉田敏郎局長からだった。
冒頭
「このような行いで市民の皆様の信頼を裏切る結果となったことは、誠に遺憾であり、市民の皆様に心からお詫び申し上げます」と矢田立郎神戸市長が、市民の皆様へお詫び。6月11日に再発防止策の取り組みをまとめ、7月26日から口頭による発注を禁止し、市の標準様式の「見積書」、「納品書兼検査調書」の見直し等の「新たな専決調達事務」について実行。さらにこの9月1日からは、不適正な経理処理に関する外部通達制度を開始した。
▲ 報告を読むのも、辛い
今回の思い切った調査を6月から8月にかけてやっている間、次から次に入る報告に市長の心は先ず痛み、次第に怒り、そして悲しみへと変わっただろう。矢田市長とずっと共に働いてきた同志、信頼している仲間に裏切られたのだ。却ってそれが、甘えにつながっていなかったか…市長の心情は痛々しい。ともあれ、この件については、引き続きもう少し詳しく調べたいと思っている。