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2010年 08月 15日 日曜日

「住吉川に魚道を作っては」という某社長からの提案で、区役所の東灘区計画案に入れるようお願いしたら、某大学の政治学部の大学院で学び、色々と政策提案してくれる重要なスタッフの一人T君が、母上共々、夏の挨拶に来るなり… 「あの魚道は是非造って下さい。実は、今もうなぎや鮎がいるのですが、高い段差を必死で飛び上がっていて、成功した何匹かしか遡上できないのです。特に、落合橋から2号線の間が高いのと、阪神魚崎駅の横のえん堤の段差が高い。まず、この二つに道を付けたら、きっとうなぎと鮎が増えると思います」と言う。

写真
▲ 魚道のない住吉川 2号線をくぐるあたり
山積みした石が…
彼は住吉川を良く知っていて「魚の遡上を知っている人が、石を山積みしてうなぎが入るのを待っているのです。何とかして、住吉川の生き物を捕らないよう、保護して下さい。もともと住吉川は、水が澄んでいる上にエサも豊富な、生き物にとって素晴らしい川なのです」と訴える。

どれぐらい遡上させれば良いかと尋ねると、白鶴美術館の辺りまでで十分だそうだ。これより上流は”イワナ”や”アマゴ”の世界らしい。彼は「住吉川は生物の宝庫。灘高の生物部が、毎年調べている」と教えてくれた。ありがたい情報である。

住吉川を、生きた標本箱にすればいい。とにかく、今住吉川で魚を捕るのは控えて欲しい。さらに、某社長提案のように、魚道を造るよう声を上げて頂きたい。私も、出来る限りの協力をするつもりだ。