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2010年 08月 10日 火曜日

世界でもっとも競技人口が多い格闘技の一つ、テコンドーの第五回青龍会オープンテコンドー選手権大会・神戸市長杯が、8日に兵庫県立文化体育館で行なわれた。

ここ兵庫では、金珍秀氏が兵庫県テコンドー協会・青龍会を立ち上げ、自費で道場を開き、御夫婦で懸命にテコンドーの普及と日韓の文化交流に努力しておられる。私も… 市長杯のお手伝いをした。協会は有望選手を多数排出しており、中でも19歳の藤田純君は、ロンドンオリンピックを目指し、本場韓国に留学して活躍している。

当日は韓国から多くの選手を招待し、御自宅に合宿をさせ、神戸を案内して日韓の親善に尽くしている。大会には駐神戸大韓民国総領事の金永俊氏が来られ、祝辞で「一時期、韓国は不幸な時代があったが、今はともに手を組んでアジアの平和のために頑張ろう」とお話しされた。

オリンピック競技種目に選ばれて以来、テコンドーを愛する人々が世界中で増加している。テコンドーは単なるスポーツでなく、思想・礼儀・護身や身体のバランスを保つなど、日本の空手道も似て多くの哲学性を持った要素が備わっているが、空手には流派がたくさんあり、統一したルールづくりがし難かった。テコンドーがオリンピック競技となったのには、そんなルール整備上の理由もあったようだ。

別室で、私は総領事と
「この度、神戸市とインチョン市が姉妹提携をし、テグ市とは親善協力都市として提携した。これは大変大きなことで、単なる儀礼的な面にとどまらず、本当の交流の場としていこう」「両市が協力すれば、空港や港を含む、”ひと”・”もの”など、流通で画期的な飛躍が見込めるし、医療産業都市構想も色々発展的に考えられることでもあり、頑張っていこう」
と話し合った。これも、金珍秀氏のお陰。祖国を離れて、韓国と日本の文化交流に務めておられる珍秀氏に、敬意を表したい。