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2010年 07月 28日 水曜日

「西区選挙管理委員会の初歩的なミス。”持ち帰り票”が84票と多すぎたことに市の選挙管理委員会からの指摘を受けて気付き、集計ミスが判明。一度解散した後に開票管理者・開票立会人のもと点検作業を行い、2日間にまたがってしまい、日本でもっとも遅い開票所として恥をさらしてしまった」と、担当する総務財政委員会において、私が指摘した件で… 「7月11日に行なわれた参議院選挙比例代表の開票確定結果の遅延に対する処分について」神戸選挙管理委員会局長の松島秀明氏から、26日に報告を受けた。結果、次のようなことが判明した。




 




政党名前票数
自民党うとたかし69票→71票(+2)
自民党平田耕一26票→29票(+3)
みんなの党たなかあさこ51票→47票(△4)
みんなの党(政党票)93票→173票(+80)
民主党(政党票)+1票(+1)
創新党(政党票)△2票(△2)
持ち帰り外84票→4票(△80)

私たちの仲間で、前回の地方選挙でわずか10票で落選した長田区の候補もいる。大きく言えば、民主主義を支える最高に大切な選挙制度を守るために、民族が命を懸けて戦い、国連も選挙を確立するため努力している。そんな大切な選挙に携わっている職員が、あまりにもずさん、自分達の仕事がいかに大切か、あまりにもそうした意識に乏しいと指摘した。

決してそれを受けてのことではないだろうが、責任の取り方は考えていたのだろう。昨日記者発表された処分は、

  1. 西区選挙管理委員会委員
    報酬10分の2 1ヶ月分(8月分)を自主返納

  2. 西区選挙管理委員会 事務局職員
    参与(区長)、事務局長(副区長)、選挙課長(総務課長)西区選挙管理委員会委員長からの文書による厳重注意

  3. 平成22年7月22日 西区選挙管理委員会において実施



処分の詳細はさておき、私はこの対応を評価している。この種のことで役人が責任を取るのは極めて少なく、今回それなりの態度を示したのは、良かった。選挙される者にとって、大事な選挙がどういうものか、少し分かってもらえたと思っている。しかし、実務に当たった人はどうなったのだろう ─ まぁ、そこまでいかなくてもいいけれど、今後、人事を含めて、こんな初歩的なミスぐらいは、ちゃんと気付ける人を置いて欲しいものである。