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2010年 07月 21日 水曜日

JR六甲道の山側のバスターミナル。待ち合い場所の屋根幅が短く、場所も狭くて、雨の日は溢れた方々が雨にぬれ、吹きさらしの風で辛い目に… 遭っておられるというのは、以前、当ブログで書き、市政報告にも掲載した通り。改善を求めて御影山手の伊藤八六さんが署名活動を行われ、熱心に訴えられた。市交通局も腰を上げて全面改良に予算を計上。本年度から計画にかかり、年度内完成を目指して設計に入った。計画では、6月中に工事会社を決定し、9月中には着工するらしい。

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それに伴って、伊藤八六さんは、木製の立派なベンチを提案された。従来バス停のベンチは、市が設置するアルミ製の定形のもの以外は違法で、撤去の対象となる。ところが、現状はバス停近隣の人々の善意で、様々な家庭用の椅子が置かれ、利用されている。もし事故が起こると責任問題が生じ、交通局が困難な立場に立つので困っているが、善意なので悩ましいところだった。

それが、木製でもしっかりしていて、アルミ製でなくても十分その任に耐え得るとして、初めて認めてくれそうなのだ。バス停留所に懸ける伊藤八六さんの心意気や、あっぱれである。

既に、生田整形外科の先生と、ある眼科の先生から「市民の為にお役に立つなら」「木製の椅子ならぬくもりもあるし、夏場もアルミのように熱くならない」と、寄付をお申し出になっている。まちの小さなぬくもりが伝わってきて、うれしい。