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2010年 07月 18日 日曜日

好天に恵まれ、多くの方々がご来訪下さった、去る17日夕刻の"御影澤の井夜市"。その準備段階を拝見しようと、午後2時頃、会場のクラッセを訪ねた。4階のユースプラザでフリーマーケットをしているというチラシを貰って、早速4階へ行ってみると、既にたくさんの方が楽しんでおられた。

7月14日のブログで紹介したベトちゃんドクちゃんの「ツーズー病院」と同じような写真の掲示が目に止まって… 喫茶室に入ると、ある上品な女性からお声がけ。50代だからと御縁を頂いていたらしいが、初めてお目にかかった、御影にお住まいのA婦人だった。聞けば、「プラス1(one)ネット」という組織を立ち上げて、主にベトナム戦争における米軍の枯れ葉剤で今も続く影響を学習したり、不幸にして障碍者として生まれた子供達を支援する活動を続けておられるという。

写真
A夫人からプラス1(one)ネット代表の西山安子さんを紹介していただいた。温和な50代の、見るからに純粋な女性。
「きっかけは、ベトナム難民で日本に来た"マンさん"という牧師さんのお話を聞いたこと」「未だに枯れ葉剤で苦しむ子供達が誕生していると聞かされ、ベトナム旅行のテーマが戦争からはなれてはいけないと、ツーズー病院に行って、初めて戦争を知った。そこで、これまでの生活にプラス1(one)を加えて、できることからしようと、気取らずさりげなく、ボランティアをしていくことにした」
と仰る。

私も同じだった。震災で落ち込んだ心を奮い立たせたのは、カンボジアの木ノ下やお寺の軒先で、裸足で黒板一つで学ぶ子供達と、その子供達を支えている家族の愛だった。その中に、愛と団結と仁と博愛があった。全て、豊かになった日本人が忘れてしまったものだ。先日の岡野先生との会話の中でも、「我々が求める物は貧しく・たくましく・愛に満ちた東南アジアの人々の中にある」。その通りである。西村安子さんも、自分の為にやっておられる。それが、私にはよく分かる。ごく普通の、だが素晴らしい日本女性であった。

このネットでは、本年10月2日〜11日までと少し長いが、ベトナムをお訪ねになるそうで、ご参加をお勧めしたい。申し込み、お問い合わせはプラス1(one)ネット(代表 西山安子)へ。「生きているうちに、生きなければ」という口癖を、またつぶやきつつ…