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2010年 07月 16日 金曜日

相変わらず、神戸空港に対する大阪政財界のバッシグが続いている。まさに、関西国際空港と伊丹空港を残さんがために神戸空港を潰せというような、生き残りをかけての行動に感じられる。例えば… 6月8日付・6月24日付の産經新聞で、山中関西同友会代表幹事が「神戸空港を休港にしては」と提案している。

私は、これは関西国際空港だけを守るための発言で、関西一円の経済力と交通ネットでハブ化して、全体のかさ上げをしようとする視点から外れていると考えている。我が社、我が地だけが良ければ良いといった思いが透けて見えるように感じるのである。

神戸議会の与党議員の間でも、不思議に思って「なぜ神戸市長が反論しないのか」「このままだと、是認したと受け止められかねない」と、懸念する声が上がった。

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▲代表質問に立ったむら野誠一議員
そこで、我が会派のむら野誠一議員が、勇気を持ってしっかりと質疑をしてくれたのだが、神戸市長から答弁らしきものは聞かれなかった。結果、与党議員の中からは、「議会の有志の思いとして共同声明を出すべきだ」という声が日増しに大きくなり、今般、共同声明に至った。

共同声明では”関西3空港の一翼を担う神戸空港に対してなすべき事は、休廃港の議論でなく、利用者の利便性を向上させる為の機能充実と規制緩和である”として、特に、運用時間について、早朝・夜間の高いニーズに対応し、延長すべきとしている。私も、この点が大切だと思う。

東京から関空の最終便で帰った場合、神戸以西に帰るのに難儀する。神戸空港に同時刻に到着できれば、利便性が高くなり需要が増える。そんな当たり前のことが行なわれずして、3空港が力を合わせて利便性を高め、関西一円の浮上を図るなど、できるはずがない。もっと、大阪・神戸・京都が助け合って団結すべきである

少なくとも神戸市は、関西国際空港のお役に立つべく、膨大な赤字を抱えながらもベイシャトルを支えている。私も、無理にでもベイシャトルを使っている。このように3空港一体化を慮っているのが神戸だけというのでは、東京や韓国に伍してゆくなど、叶おうはずもないのだ。