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2010年 07月 12日 月曜日

参議院選挙で頑張った労をお互いねぎらった今日の議員総会。ブログで選挙に触れるのは禁止されているので、もちろん私も、頑張りつつも書けなかった。結果的には、応援した末松信介議員と片山さつき議員、二人とも高位で当選。これも本当に皆様のお陰であり、常日頃のお付き合いの結果と、感謝。末松信介議員は…
候補者として完璧だった。頭の下げ方、握手の仕方も良く、しっかりと相手の目を見ていたし、常に謙虚で、勝ちたい意欲がストレートに伝わった。

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私は、市政報告会にお二人をゲストとしてお招きした。200人を超える人々の前での片山さつき議員の演説は、少し不評だった。まず上から目線で話す。言葉は丁寧だけれど、身近に感じさせるためにか、無理に関西弁を使うので、何か違和感があった。私のようなプロから見ればよくやっているように思えるのだが、一般の人々には、何を偉そうにと思われたようだ。東大から大蔵官僚という経歴が仇となって、下手に出れば出る程反感を買う。本当に難しいところだ。

確かに、東大卒・官僚出身の候補者は「やってもらって当たり前」と思っているのか、人の陰の努力を分かっているようで分かっていないところがある。そんなとき、私は、候補者には厳しく注意する。

例えば、私の後援会の幹部を20人程集めて、挨拶をさせると約束していたら、1時間待たされた挙げ句、ついには来ないことになって、秘書からお詫びの電話が。そこで不機嫌を装うと、本人からの電話がかかる。そんな時、私は電話に出ない。私なら、何よりも先ずお詫びの電話を、私自身が直にする。私は、20人の幹部に、何か理由をつけて深々とお詫びをするが、東大出の人はえてして「変更して何が悪い」といった風だ。

それでも、本番に入り街宣車に乗ってからの片山さつき候補は、見事だった。急に車を停めて、角の店舗に自分でポスターを持っていって、貼ってもらう。食堂では、一人一人に挨拶をして食事に入る。まさに、死にものぐるいの姿を見せた。それは、東大卒・官僚出身といったことは微塵も感じさせぬ、まさに戦士の姿であった。

灘区の吉田基毅幹事長や、須磨区の安達和彦団長も、その姿に感動し、共に戦う気になってくれた。ウグイス嬢は使わず、彼女は、自分でマイクを持っていた。この議員は、いい議員になる。この苦しさを忘れないで欲しいと願った。テレビのインタビューで「この二年間、地獄の苦しみを味わった」と語っていた。それでいい、決して忘れないで。

あなたは、ただの人。たまたま、参議院議員という役割を与えられただけ。その役をこなすため、あなたの経歴と経験が生かされるのであって、その経歴と経験だから偉い人なのではない。偉い人は、世の中、町内会にも婦人会にも、いぶし銀のようにして居られることを、知っておいて欲しい。

議員総会中、彼女自身から団長に「皆様によろしく御願いします」と挨拶があった。それでいい。分かってくれている。もちろん、私にも直に電話があったので「くれぐれも神戸を宜しく」と言っておいた。

さて、続きはまた明日以降…